「傾聴」:大切だと分かっているのに、なぜ出来ないのか?(Day2)「社内に傾聴する『場』を創り出す」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

前回、職場ではそもそも何故、コミュニケーションの基本である

「傾聴」

が出来ていないのか? 出来ないのか? しないのか?

という素朴な疑問を提示しました。この疑問に答えるべく、色々思いを巡らしこのブログを綴って行きます。

仮ではありますが、全体の流れは以下の通りです。

第1章:傾聴:大切なのになぜ出来ないのか?
第2章:会社という組織に問題あり?
第3章:上司部下という関係性が「傾聴」を出来なくさせている?
第4章:職場で「傾聴」カルチャーを根付かせるために

そして今日は、その二回目。

【第2章:会社という組織に問題あり?】

大切・重要と分かっているのに実行に移せないのは、ひょっとして

「会社という組織」

が持つ、特有の理由や背景に拠るのではないか?

1.組織とは? 会社とは?
2.会社組織で「傾聴」を阻むもの
3.どうすれば「傾聴」カルチャーを醸成できるか


1.組織とは? 会社とは?

(1)「組織」の定義
先ずは型通りですが、辞書で定義を引いてみると以下の通りです。

組織:「一定の共通目標を達成するために、成員間の役割や機能が分化・統合されている集団」

つまり、「目標達成」のために複数の「人間の集団」。

そして辞書の定義を待つまでもなく

「会社」とは、

社会貢献や利益、株主などの利害関係者への還元や関わりなど、様々な「成果」をもたらすことを目的とした集団。

従って、一定の「成果」「結果」が常に求められている、という環境の中にいるわけです。

(2)組織を作ることの効果
組織を作ることの目的、これは会社という組織で働いている、もしくは働いた経験がある皆さんは既に体感していること。

つまり「集団、それも有機的な働きをする組織を活用することで、一人では成しえないことが達成できる。


2.会社組織で「傾聴」を阻むもの

上記では組織や会社というもののポジティブな面を伝えていますが、残念ながら良い面だけでは無いように感じます。以下のような観点です。

(1)短期的成果の追究
利害関係者への還元・貢献や自社自体の存続という観点において、どうしても会社には「成果」を常に追い求めるという性格が強い気がします。

それも、どちらかと言うと「短期的」成果を求められる環境にあります。

(2)会社組織を支える社員の位置づけ
成果を求められる環境において、「社員」はその成果を出し続けるための重要な「資源(リソース)」なはずです。

工場等における原材料と同様に、これが無いと製品が製造できないほど重要であると同時に、ヒトである社員は、何かを生み出す力や知恵を持ち合わせた存在。

最も重要なリソースと言っても過言はない。これには誰も反論は無いはず。

ところが一方、「短期的」成果ということが強く言われると、その位置づけが少しブレてしまうように感じます。

ヒト・社員=「付加価値を生み出す源泉」

のはずが、製造設備や機械のようなものと同様な見られ方、いわゆる

会社の「駒」「歯車」

のような扱われた方がされてしまう。


(3)依然と残る「上意下達」文化
上記とも大きく関連しますが、会社の中には「上意下達」の文化がまだまだ残っています。

「会社がそう言うのだから」
「上司の命令だから」

短期的な成果を生み出すためには、取り敢えず会社や上司の言うことに従って「駒」や「歯車」のような働き方をすれば良いのだ。

このまま言語化して、伝えられている訳ではありませんが、こんな雰囲気が流れる会社もまだ少なからずあるように聞いています。

このような会社・組織環境においては、相手の話に耳を傾ける、傾聴するという行動様式は、残念ながら取り入れられない、定着しないのではないかと感じます。


3.どうすれば「傾聴」カルチャーを醸成できるのか

しかし、これをこのままほおっておく代償はあまりにも大きいです。会社・組織において付加価値を生み出すリソースであるヒト(人財)が、流出していってしまう可能性が高いです。

特に昨今、若者の離職率が高いことは新聞などのメディアでも採り上げられています。

そこで私が考える打開策をお伝えします。

思い付きの部分も大きく、粗削りで乱暴な視点かも知れませんが、可能不可能はさて置いて、私のアイディアを記します。

(1)「傾聴」するのか、しないのか、that is a question!

会社・組織内で、いつでも・どこでも「傾聴」すべき、は無理があります。何故ならヒト(社員)の持つ知恵を活用しつつ、会社としての成果を出す、という別個の要求を同時に満たすためには、両社のバランスを考慮する必要があります。

従って、今この場は「傾聴」する場や時間、空間ときっちり峻別して対応したら、どうだろうか?と思います。

そういう一種「特別な」時間や場所を設けて、社員に思い切り話をしてもらい、思いを吐き出してもらう。それを相手はきっちり「傾聴」する。

ひょっとして一昔前は、サラリーマンが仕事帰りに立ち寄る

「赤ちょうちん」の飲み屋さん

が、この機能を果たしていたのかもしれません。

その環境を政策的に社内に創る。いかがでしょうか?

(2)「仕事」というもの自体の「リフレーミング」

皆さんは「仕事」というものと、どのようなイメージや印象を思い浮かべますでしょうか?

私の年代では恐らく、

「仕事は大変なもの。汗水たらして初めて結果が得られる」

「仕事は大変だが、乗り越えるための努力は将来必ず報われる」

「楽しくないからこそ、それを克服する醍醐味がある。だから頑張れ!」


こんな感じでしょうか?

とにかく「仕事は楽しくないが、頑張れ」というトーンです笑

一方、このフレーズは今の若い人たちには、恐らく響かないように感じます。

従って私は発想を逆にする必要があると感じます。つまり

「仕事は楽しいものである」

という「リフレーミング」するのです。

「楽しみを追求する過程でも、大変さ・困難には遭遇する。しかし、その向こう側にあなたの求めている楽しみが発見できる」

従って私は会社は、そして上司は社員・部下には

「仕事の楽しみ」

を徹底的に教えて、伝えて欲しいと思っています。


(3)上司部下関係の再構築

会社や組織を取り巻く環境が激変する中で、これまで通りの組織体制がそのまま機能し続けるとは思えないです。

特に上司である管理職が果たす役割がどんどん拡大して、一人の人間で対応するのは、よっぽどのスーパーマンで無いと管理職は務まらない気がします。

そこで、管理職である上司を下記、機能別(A)(B)に分けて、

(A)業務遂行上の上司
(B)能力開発・キャリア構築支援上司

二人の上司がいる体制を作ってみたらどうでしょうか?

傾聴という視点では
(A)は、短期的な成果を目指す、命令型・指導型上司。「傾聴」に重きを置かない。

(B)は、部下の話をしっかり聴き、長期的な視点に立つ上司。「傾聴」に重きを置き、部下の想いや感情にも焦点を当てる。

(A)と(B)を同時に一人で対応できる上司・管理職を養成することが理想ではあります。しかし、これは簡単ではなく、誰でも対応できるようには思えません。

従って機能を二人の上司で分けて担当する、というアプローチです。

皆さん、どう感じますでしょうか?

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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今日はお寺で法事

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

今日は妻の両親の法事がありました。義父の七回忌、義母の三回忌。

今回は親戚筋は呼ばずに、かなり限定した家族だけの参加でした。

私の両親はお陰様で元気ですが、妻の方は両親とも亡くなってしまっています。

いつか自分にもそういう日が来るんだな。

何とも言えない気持ちで、隣でお焼香をする妻を見ていました。


お寺は曹洞宗で、法要後に住職さんから有難いお話がありました。

「時は人を待たず」

そして、その後はお墓参りへ。

夏の始まりのように暑い日となりました。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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正しい習慣化を身に付ける(Day3)「固定観念を捨てる!」

Baby Step?
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

知り合いから、興味深いブログテーマとして、こんなお題を頂きました。

「正しい習慣化を身に付ける」

そして先日は、このテーマから連想される「サブテーマ」として以下のものを取り敢えず上げてみました。

1.大きな目標 vs. 小さな習慣
2.新しい習慣を身に付けるためには?
3.学習の習慣化
4.マインドフルネスを習慣化する
5.集中する習慣を身に付ける


今日は上記の中で、

【1.大きな目標 vs. 小さな習慣】

について、少し記述していきます。

(1)大きな目標は必ずしもモチベーションを上げない!

①人は問題に直面した時、自分の行動や思考パターンを変更して、いきなり大きな目標を掲げがち。これが逆に重荷になって、モチベーションが下がってしまう。

②目標の設定方法自体に問題、課題がある。


(2)我々の中の固定観念が邪魔をする

①「大きなこと、野心・野望を掲げる方が好ましい」という固定観念、フレームを捨てた方が良い。

②特に、企業の経営者や管理職、起業家が陥りやすい。周りから「さすが!」「かっこいい!」と思われたいというメンツも左右するのかも知れない。

③目標設定の本質的な目的は、目標を掲げることではなく、目標を達成すること。当たり前のことではあるが、忘れてしまいがちである。


(3)「ベイビーステップ」を心がける

①むしろ小さなことを実行することを心がけて方が実現しやすい。

②目標というものに関して、我々が得てして陥りがちなイメージ、即ち「高い・大きい・野心的・難しい・素晴らしい」とは真逆なことから実行していく。

③つまり「低い・小さい・平凡な・簡単な・そこそこの」ことから実行に移していく。

④運動不足勝ちな私は、週一回スポーツジムに通うことにしている。しかし週一回でさえ実行できないことがある。そこで毎晩就寝時の読書の前ににストレッチをすることにしている。時間は10分、たった10分だ。

⑤このストレッチをしないと大好きな「読書」をしてはいけないことにしている。

こんな感じかな?

ではまた明日!
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「経営チーム」って何だろう?

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

昨日、私の顧客である会社の経営陣の方々と

「チームビルディング・ワークショップ」

をしました。

目的は、文字通り「チームビルディング」、つまり役員間のコミュニケーションを活性化させ、連携を強化することで、その会社の目的や計画を実行、達成することだ。

これだけ変化の激しい「VUCAの時代」に、社長一人での経営のかじ取りは、難しいのではないか?

これは私の見立て、仮説である。

従って「経営チーム」の活性化・強化が絶対的に必要、と私は考えている。

さて、参加された役員の方々は、そのワークショップに参加されて、どんな感想をお持ちになったのか?

「日頃は考えないようなことに触れる良い機会になりました!」

「自分はこんなこんな考えを持っていることに気付きました!」

「○○さんが、こういうことを大切していると知って有益でした!」

日頃、特に職場では、ご自身の感情や想いを口にすることは殆どないだろう。

そこを敢えて、言語化してもらうことをお願いしたので、新たな発見があったことだろう。

そして経営チームの仲間同士の性格、感情や想いを目の当たりにすることで、関係性が強まるきっかけになって欲しい、という狙いもあるのだ。

一方、このような優等生的(笑)な感想は、ワークショップを提供した側としては嬉しい反面、彼らの言動を疑っている訳ではないが、

・どこまで本当にそう感じているのだろうか?
・この後の行動が重要だ!

と私は強く感じた。

今回のワークショップは飽くまで出発点!

今回感じた「気付き」を一過性のものとせず、経営の舵取りへの一助として欲しいと切に願う。

社長とのパーソナルセッションが、これから始まる。

社長が何に気付き、どのように変わっていくのか?

社長が変わることで、役員チームが変わる。役員同士の関係が「深化」、そして「進化」することで社長が変わる。そして

経営陣が変わることで、社員が変わる。
社員が変わることで会社が変わる。

これらを見届けるのが私の仕事である。この変化に立ち会うことが出来るのが「エグゼクティブ・コーチング」の醍醐味とも言える。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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「傾聴」:大切だと分かっているのに、なぜ出来ないのか?(Day1)

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

プロフェッショナルコーチとして、企業のお客様に昨今、

「1on1ミーティング」

の導入支援をする機会が増えました。

「1on1ミーティング」とは、通常の業務会議とは異なり、「部下のための」対話の機会。「緊急ではなく重要」いわゆる「第二領域」のテーマについて話をするもの。

「やはり、きちんと部下の話を聴くことが重要ですね!」

「これまで部下の話をしっかり聴くことは無かった。こんなことを考えていたんだ、と勉強になります」

「自分も上司と、こんな風に話が出来たら、と思います!」

導入支援していくとお客様である管理職の方々から、こんな嬉しいご報告を受けることが多いです。

しかし一方、素朴な疑問ですが、

職場ではそもそも何故、コミュニケーションの基本である「傾聴」が、出来ていないのか? 出来ないのか? しないのか?

小学校くらいまでは、生徒として我々は先生から、

「人の話をきちんと聞きなさい!」

と何十回となく言われてきていたことを思い出します。

それがどうして会社や組織内、特に「上司部下」という関係になると、小学生が出来るようなことが出来なくなってしまうのか?

会社や上司部下という「関係性」や、職場という環境に、その原因があるように感じます。

今日以降は、このテーマで私の思うところを書き進めて行きたいと思います。

今後のざっくりとした流れを記しておきます。なお仮置きの章立てなので、変更される可能性があることを、予めお伝えしておきます。

1.傾聴:大切なのになぜ出来ないのか?
2.会社という組織に問題あり?
3.上司部下という関係性が「傾聴」を出来なくさせている?
4.職場で「傾聴」カルチャーを根付かせるために

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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質問力を鍛える(Day6,Final)「多面的に考える癖をつける!」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

先日始めたブログの新タイトル、

「質問力を鍛える」

職場はもちろん日常生活においても、我々が何気なく発している

「質問」

それを何回かに分けて、少し深掘りして行きたいです。

今後の全体の流れは以下のように構想しています。しかしながら、途中で気が変わるかも知れませんので、悪しからずお付き合いください。

【テーマ】
1.質問とは何か?
2.質問の目的
3.質問の効果
4.質問する際の工夫
5.質問力とは?
6.質問力の伸ばし方

今日はその6回目、最終回。テーマは、

【6.質問力の伸ばし方】です。

昨日、「コーチングクラス」の講師を久しぶりに務めさせて頂く機会がありました。

受講生は大手企業の管理職の方々。そして昨日のクラスのテーマが

「視点を移動させる問い」

昨日のクラスはもちろん、コーチングスキルとしての「質問」をお伝えするのが主目的。しかし実は

この「視点を移動させる問い」は、仕事に大いに生かせるスキルなのです。

職場で色々な課題や問題、そして様々なステークホルダー(利害関係者)との調整に多くの時間を使っていらっしゃる管理職の方々。

課題解決には、物事を多面的に捉え、最適な解を短い時間で導き出す必要がある。その時に

「質問力」

が大いに役立つのです。

前回の繰り返しになりますが、

・質問とは、意図を持って、効果を期待して繰り出すもの
・質問には人を動かす、という大きな力がある
・質問一つで、様々な発想や観点を生み出すことが可能

こう纏めてみると、質問する力や質問を創り出す力、即ち「質問力」とは、

ものごとを考える「着想力」だったり、一つの事象を「多面的に見る」ことを助ける力となります。

この「異なる視点」を持つことは、VUCAと言われる正解のない時代においては、常に求められていることもように感じます。

何故なら、物事を多面的に見て、観察し、判断する必要が高まっているからです。

では、「必須スキル」と言っても過言ではない「質問力」は、どうすれば身に付くのでしょうか?

一言で言ってしまうと、

「物事を多面的に考える癖をつける」

ことだと私は思っています。

言い換えると

「拙速に答えを求めない・出さない」

ということでもあります。我々は時間的、そしてコスト的な観点で、最初に思い付いた答えや、表面的な回答に飛びつきがち!

そこをぐっとこらえて

「他には、どういう選択肢や方法があるだろうか?」

と一呼吸置いて考えてみる、思いを馳せてみる。

この心掛けが重要です。そして

・「多面的」とは、どういうことか?
・具体的にどういう「切り口」で考えれば良いのか?

ということも、さらに一歩踏み込んで考えてみると、

色々な角度で考える、例えば、

・時間軸(現在・過去・未来)

・立場(自分・相手・歴史上や架空の人物・第三者などの利害関係者)

・仮定の視点(制約を付ける・制約を外すなど)

・視点を広げる(原点・感情・飛躍・全体俯瞰など)

いかがでしょうか?

「質問力」は単に、質問する力に留まらないところが素晴らしい、と感じます。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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久しぶりの「コーチングクラス」の講師

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

今日はたまたま機会を頂いて、久しぶりに

「コーチングクラス」の講師

を務めさせて頂きました。

受講生はある大手企業の管理職の方々。

その会社はある支社全体で

「コーチングスキル」の習得

を目指しているとのこと。

素晴らしいです!講師である私も、伝える言葉に力が入りました。

企業にお勤めの管理職ということで、以下の点に留意して講義を進めました。

・部下との対話や上司との対話など、コーチングを単なる覚えるスキルではなく、実際のビジネスシーンで活用・利用できるように誘うこと。

・このスキルはどうしてその「コンテクスト」で機能するのか?背景や状況とともにスキルを体得してもらうこと。

・頭での理解と実践との距離が遠いのがこのコーチングスキルの特徴。私がよく例えるのが「自転車に乗れる」ようになること。

「トライ・アンド・エラー」、実践でのみ体得出来ることを伝えて、練習を重ねて欲しい。

・コーチングを学び、実践する仲間を作って、増やして欲しい。

誰でも最初は「初心者」だが、心掛けをしっかり持って練習すれば「誰でも出来る」ようになる。ロケットサイエンスでは無い。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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質問力を鍛える(Day5)「『質問力』は今の時代の必須スキル?」

「質問力」とは?
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

先日始めたブログの新タイトル、

「質問力を鍛える」

職場はもちろん日常生活においても、我々が何気なく発している

「質問」

それを何回かに分けて、少し深掘りして行きたいです。

今後の全体の流れは以下のように構想しています。しかしながら、途中で気が変わるかも知れませんので、悪しからずお付き合いください。

【テーマ】
1.質問とは何か?
2.質問の目的
3.質問の効果
4.質問する際の工夫
5.質問力とは?
6.質問力の伸ばし方(様々な視点を持つようになるためには)

今日はその5回目。テーマは、

【5.質問力とは?】です。

「質問」に関して、ここまで考えてみて改めて思うことは、

・質問とは、意図を持って、効果を期待して繰り出すもの
・質問には人を動かす、という大きな力がある
・質問一つで、様々な発想や観点を生み出すことが可能

こう纏めてみると、質問する力や質問を創り出す力、即ち「質問力」とは、

ものごとを考える「着想力」だったり、一つの事象を「多面的に見る」ことを助ける力

のように思えます。

そう言われてみれば、自分一人で行う「セルフコーチング」は将に、自己の中の「二人の自分同士」の対話。

この対話に置いては、

一人の自分が、もう一人の自分に「異なる視点」で問いかける

という現象を起こしているように感じます。

この「異なる視点」を持つことは、VUCAと言われる正解のない時代においては、常に求められていることもように感じます。

何故なら、物事を多面的に見て、観察し、判断する必要が高まっているからです。

つまり「質問力」は、この世を渡っていくための

「必須スキル」

と言えるのではないでしょうか?

ではまた明日!
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正しい習慣化を身に付ける(Day2)「習慣化に関する『サブテーマ』を検討する」

視点
学習
小さな一歩
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

知り合いから、興味深いブログテーマとして、こんなお題を頂きました。

「正しい習慣化を身に付ける」

今日は、前回に引き続きこのテーマから連想される「サブテーマ」を探ってみます。

「習慣」や「習慣化」といっても、様々が切り口があるように感じます。

そこで今、手元にある資料や情報から連想されるものは以下の通りです。

1.大きな目標 vs. 小さな習慣
2.新しい習慣を身に付けるためには?
3.学習の習慣化
4.マインドフルネスを習慣化する
5.集中する習慣を身に付ける


上記それぞれについて、簡単にコメントをしておきます。

【1.大きな目標 vs. 小さな習慣】
(1)人は問題に直面した時、自分の行動や思考パターンを変更して、いきなり大きな目標を掲げがち。これが逆に重荷になって、モチベーションが下がってしまう。

(2)「大きなこと、野心・野望を掲げる方が好ましい」という固定観念、フレームを捨てた方が良い。

(3)むしろ小さなことを実行することを心がけて方が実現しやすい。


【2.新しい習慣を身に付けるためには?】
(1)上手に失敗することを学ぶ必要がある。

(2)小さな失敗や落胆することに慣れる

(3)自らのコミットメントを他人と共有する


【3.学習の習慣化】
(1)アンラーニング(学びほぐし)
(2)ラーニング(学び)
(3)リラーニング(学び直し)


【4.マインドフルネスを習慣化する】
(1)一緒に体験・体感・習慣化する仲間を増やす
(2)自分なりの強いコミットメント
(3)指導者に仰ぐ


【5.集中する習慣を身に付ける】
(1)集中することの効用を理解する。
(2)集中する方法を見つける・編み出す。
(3)小さなレベルの行動にブレークダウンする。


ではまた明日!
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質問力を鍛える(Day4)「心を揺さぶる問いとは?」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

先日始めたブログの新タイトル、

「質問力を鍛える」

職場はもちろん日常生活においても、我々が何気なく発している

「質問」

それを何回かに分けて、少し深掘りして行きたいです。

今後の全体の流れは以下のように構想しています。しかしながら、途中で気が変わるかも知れませんので、悪しからずお付き合いください。

【テーマ】
1.質問とは何か?
2.質問の目的
3.質問の効果
4.質問する際の工夫
5.質問力とは?

今日はその4回目。テーマは、

【4.質問する際の工夫】です。

(1)質問の効果

前回のこの場で質問の「効果」についてお伝えしました。その効果を一言で言うと

「行動を引き起こす」

そして、行動を起こす、起こしてもらう対象者は、相手、又は相手も含めた自分たち、です。


(2)効果を最大化させるための工夫

では「行動を引き起こす」効果を得る、最大化させるためには、どういうことに配慮したら良いでしょうか? 

相手の事を考える前に、先ずは自分が行動を起こした体験を思い出してみると、自ずと答えは見えてくるかと思います。

思わず体が動いてしまった体験、例えば、

・「それは美味しそう!」と思ってスイーツに手が伸びた

・「やばい!」と焦って、走ってその場を立ち去った

・「それは面白そう!」と思わず衝動買いをした本

・「そういうやり方もあるんだ!気付かなかった」と異なる方法を試す

つまり我々は、楽しみや期待感、ワクワク感、危険やリスク、異なる視点に驚く、など

「心が揺さぶられた時」

行動を起こす気がします。

そういう点に着目して、質問を創り出してみると効果が出そうですね!

つまり、こんな観点でしょうか?

①未来視点
②楽しみ・ワクワク感・期待感
③具体的なイメージを沸かせる
④広がりや自由さ、オープンさが伝わる
⑤視点を変える、新規性、異なる目線


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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