「止める仕事」を決めるのは、経営トップである社長の役割 ・社員は目の前の仕事があるので、それを自らの意思で止めることは難しい。 ・社員に新しい仕事をさせたいのであれば、しなくて良い仕事を明示する必要がある。 ある経営者の呟き
「守破離」はもともと、武芸の修行において生まれた言葉と言われている。 ・師匠の教えや型を学んで守る「守」 ・その後、自分なりに工夫を積み重ねて発展させる「破」 ・そして自ら新しいものを生む「離」 現代の企業活動、特にイノベーションに繋がるプロセスかも知れない。
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。 最近、耳にするのが珍しくなくなった 「AI」 「ロボット」 「ディープラーニング」。 自分には関係ない、と思っていてはいけないと思い、この道に詳しい知り合いから紹介してもらった入門書! 松尾豊氏 編著「超AI入門」 ずぶの素人にも読みやすく、分かりやい本です。 AIやディープラーニングのメカニズムを理解することによって、逆に人間の脳の働きが理解できるようになることが興味深いです。 この本の中に、こんな章立てを見つけたので紹介します。 「AIが対応できないとき」 少し要旨を抜粋すると、 ・ディープラーニングの画像認識は人間を上回るレベルの成果を挙げてる。それでも100%の正答率とは言えない。 ・AIは「過学習」という現象を起こすことがある。AIは大量のデータによって学習していrが、その学習データに適合しすぎて、そのデータでの正答率は高いが、それと異なるデータでは正答率が低くなる。 ・(人間に当てはめると)ある人が試験のために勉強しているとします。練習問題を何度も解いたら100点を取りました。しかし本番のテストでは20点でした。そして別の人は、練習問題は80点で、本番のテストは70点でした。 ・この二人のどちらが良い学習が出来ているでしょうか? この下りを読んだ時、私が昔、中小企業診断士の受検対策の勉強をしていた頃のことを思い出した。 事例課題に改善提案を解答する2次試験の勉強をしていた時、通っていたスクールのカリスマ講師から、こんな助言をもらったのだ。 「砂村さん、もう勉強はいいよしなくて。勉強しすぎだよ!このままじゃずっと合格しないかも。」 と衝撃のアドバイス。 当時の私は、出題が予想される業種・業態の中小企業が抱える課題を、全てリストアップして、その莫大な提案内容を暗記していたのだ。 「そんなもの覚えても実践では役に立たない。そもそも、そのバリエーションは数限りなくある。 それよりも、多くの中小企業に共通している課題を抽出して、それに対して『骨太』で『汎用的』な改善提案とは何か?と、自分なりに考えないとダメだ。」 今、AIによるディープラーニングのメカニズムを理解することで、当時のカリスマ講師の助言の真意が呑み込めた。 今日はここまで。また次回に! 「働くあなたを元気にするプロコーチ」砂村よしお
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。 最近「1on1ミーティング」と言う制度を導入した、導入したいと要望される会社が多くなっています。特に大企業にその傾向が顕著のように感じます。 しかし、「上手く行っている!」という声よりは、「導入が難しい!」「定着するのが大変」という声の方が多いように思います。 そこで私の経験も交えながら、「1on1ミーティング」の原点や本質に立ち返って、この残念な現実にどう対応したらよいか? この点を私の独断と偏見で綴って行きたいと思います。ブログタイトルは題して 「『1on1ミーティング』を再考する」 前回は私自身がセルフコーチングという手法で「気になる点」や「課題」を列挙しました。そしてそれらを、3つの大テーマにカテゴリー分けをしてみました。 【大きな章立て】 第一章「1on1ミーティング」の本質・目的(完了) 第二章「1on1ミーティング」の準備・導入(完了) 第三章「1on1ミーティング」の継続・定着(今回から) 今日は、その9回目。 第三章「1on1ミーティング」の継続・定着 についてです。 【章立て】 1.そもそも主役は誰なのか?(今回) 2.主役の心掛け 3.定着のための工夫・こつ 【1.そもそも主役は誰なのか?】 (1)「1on1ミーティング」の主役は、言わずもがな「部下」です。 主役ということは中心人物、スポットライトを浴びる人。従って、多少のアドリブや自分勝手も許されます。 (2)しかし主役は一方同時に、期待も大きいし責任もあります。ここで「1on1ミーティング」で部下の側が果たす責任とは何でしょうか? それは取りも直さず、その時間を最大限活かそうとする姿勢やマインドです。「会社の制度だから」とか「上司がやるって言うから仕方なく」では、その責任は果たせません。 (3)とかく上司・管理職側のスキルや心掛けに焦点が当たる「1on1ミーティング」ですが、私は部下側のやる気も大きくその巧拙を左右すると感じています。 上司・管理職などのリーダーだけが頑張って対応してリードしても、人間関係は相互作用。お互いが「パートナーシップ」というものを理解して運用しようとしなければ、上手く行くものも行かないですね! この点はコーチング・セッションにおけるコーチとクライアントの関係と全く同じです。合意に基づいてお互いのベクトルが合致した時に、その効果が最大化されるのです。 ではまた次回に! 働くあなたを元気にするプロコーチ、砂村よしお
親離れ、より 子離れ、の方が 難しそうだ! 子供にとって親は、段々と世の中いる「一介の大人」になっていくように感じる。 一方、親にとって子供は、いつまでも「自分の子供」のままと感じている。 反省も込めて!
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。 最近「1on1ミーティング」と言う制度を導入した、導入したいと要望される会社が多くなっています。特に大企業にその傾向が顕著のように感じます。 しかし、「上手く行っている!」という声よりは、「導入が難しい!」「定着するのが大変」という声の方が多いように思います。 そこで私の経験も交えながら、「1on1ミーティング」の原点や本質に立ち返って、この残念な現実にどう対応したらよいか? この点を私の独断と偏見で綴って行きたいと思います。ブログタイトルは題して 「『1on1ミーティング』を再考する」 前回は私自身がセルフコーチングという手法で「気になる点」や「課題」を列挙しました。そしてそれらを、3つの大テーマにカテゴリー分けをしてみました。 【大きな章立て】 第一章「1on1ミーティング」の本質・目的(完了) 第二章「1on1ミーティング」の準備・導入(本日続き) 第三章「1on1ミーティング」の継続・定着 今日は、その7回目。 第二章「1on1ミーティング」の準備・導入 について、続けて行きます。 【章立て】 1.管理職・上司の役割(完了) 2.何のために「1on1ミーティング」を実施するのか?(完了) 3.管理職・上司に必要な「心構え」(完了) 4.先ずは何から始めるか?(本日) 【4.先ずは何から始めるか?】 色々な観点で触れてきました「1on1ミーティング」ですが、準備がある程度出来たらとにかく、始めてみることが大切です。 やってみて分かること、体感できることは多いです。そして、自社により相応しい方法を模索し、試してみることがもっと重要です。 そこで今日は、とにかく始めてみようと考えている皆さんに、どこから、どのように始めるか? いくつかご提案を致します。 (1)1on1ミーティングという「非日常」には演出が必要。 ぜひ「1on1ミーティング」専用の場所や部屋が欲しいです。人は、物理的な環境を変えることで気分が変わるものです。食堂の四隅に、高めのパーティションで囲って専用スペースを確保するのも一法ですね! (2)上司の役割という「思い込み」を捨てる 社内の会議や打ち合わせは、どうしても上司がリードしたり、管理職が方向性を決めたりします。これは上司の「役割」。 しかし「1on1ミーティング」は、それとは全く異なる、180度違う異次元のセッティングです。 そこでは上司である皆さんは、自分が話す・指示する・教える、という当たり前の振る舞いを一度、捨てましょう。 「あ、そうなんだ!」 「それで、どうなったの?」 「興味深いね!その時、○○さんはどんな風に思ったの?」 部下の話をまるで「紙芝居」を楽しむがごとく、話の展開を好奇心を持って聴きましょう。上司のこのリアクションに呼応して、部下が沢山の話をしてくれるようになれば、「1on1ミーティング」の目的の7割くらいは達成されたことになります。 (3)上司は「自分が部下である」体験を最大限活かす 上司である皆さんは大抵の場合、誰かの部下であると思います。上司の役割しかない人は、恐らく会社の社長さんくらいでしょう。 「1on1ミーティング」で部下に、どのように対応したら分からなくなったら、このように考えてみてください。 「部下である自分は、上司からどのように扱ってもらったら心地良いのか?」 自ずと答えは浮かんでくると思います。そうなんです、答えは上司である皆さんの「部下として体験」の中にあるのです。 ではまた次回に! 働くあなたを元気にするプロコーチ、砂村よしお
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。 最近、そこらじゅうで耳にする「DX」という言葉。 何となく分かるようで、IT化とかシステムの導入と何が違うのか? そんな疑問を解消するため、この本を読んでみました。 読了して気が付いたのは、 DX導入はある意味で、「1on1ミーティング」の導入と似ている ということ。 つまり一言で表現すると、 それらは、ビジネスの考え方や組織文化を変えるための 起爆剤となり得る「手段」。 本の内容は決して難しくはありません。しかし、実際に行動を起こすのは、それ程簡単なことではないです。しかし....... ぜひご一読を。 ではまた次回に! 「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお