「1on1ミーティング」を再考する(Day9)「『主役』は誰なのか?」

「1on1ミーティング」を再考...
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

最近「1on1ミーティング」と言う制度を導入した、導入したいと要望される会社が多くなっています。特に大企業にその傾向が顕著のように感じます。

しかし、「上手く行っている!」という声よりは、「導入が難しい!」「定着するのが大変」という声の方が多いように思います。

そこで私の経験も交えながら、「1on1ミーティング」の原点や本質に立ち返って、この残念な現実にどう対応したらよいか?

この点を私の独断と偏見で綴って行きたいと思います。ブログタイトルは題して

「『1on1ミーティング』を再考する」

前回は私自身がセルフコーチングという手法で「気になる点」や「課題」を列挙しました。そしてそれらを、3つの大テーマにカテゴリー分けをしてみました。

【大きな章立て】
第一章「1on1ミーティング」の本質・目的(完了)
第二章「1on1ミーティング」の準備・導入(完了)
第三章「1on1ミーティング」の継続・定着(今回から)

今日は、その9回目。

第三章「1on1ミーティング」の継続・定着

についてです。

【章立て】
1.そもそも主役は誰なのか?(今回)
2.主役の心掛け
3.定着のための工夫・こつ


【1.そもそも主役は誰なのか?】

(1)「1on1ミーティング」の主役は、言わずもがな「部下」です。

主役ということは中心人物、スポットライトを浴びる人。従って、多少のアドリブや自分勝手も許されます。

(2)しかし主役は一方同時に、期待も大きいし責任もあります。ここで「1on1ミーティング」で部下の側が果たす責任とは何でしょうか? 

それは取りも直さず、その時間を最大限活かそうとする姿勢やマインドです。「会社の制度だから」とか「上司がやるって言うから仕方なく」では、その責任は果たせません。

(3)とかく上司・管理職側のスキルや心掛けに焦点が当たる「1on1ミーティング」ですが、私は部下側のやる気も大きくその巧拙を左右すると感じています。

上司・管理職などのリーダーだけが頑張って対応してリードしても、人間関係は相互作用。お互いが「パートナーシップ」というものを理解して運用しようとしなければ、上手く行くものも行かないですね!

この点はコーチング・セッションにおけるコーチとクライアントの関係と全く同じです。合意に基づいてお互いのベクトルが合致した時に、その効果が最大化されるのです。

ではまた次回に!
働くあなたを元気にするプロコーチ、砂村よしお

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