コーチングでは自分のことを知ってもらうために
自分の長所を100ケを書き出す宿題を
出すことがあります。
欠点ならいくらでも書けるのに長所だと
書けないという人もいます。
そんな方には、欠点を書き出してもらって
そこから変換をしてもらいます。
例えば、怒りっぽいなら
情熱的とかいつも真剣とか
別の視点からみると素敵な部分が見えてきます。
欠点とはその人の直すべきところではなくて
その人の個性。
あるクライアントは管理職なのに感情コントロールが
できないと悩んでいました。
でも、変換をしながら、部下からもらった手紙の
ことを思い出したと言われたんですね。
そこには、情熱をもって引っ張ってもらえた
お陰で成長できたとお礼が書かれたいたそうです。
そのときは、何でそんなことを言われたのか
ピンとこなかったそうです。
しかし、その方はいつも松岡修造さんばりに
熱かったからこそ、周りを巻き込む力を
発揮して、部下の能力を引き出していたんですね。
自分の課題を直視するということは
面白くないですし、勇気が要ります。
そこで、自分の至らない点だけでなく
他人から評価されている部分も
見ることでそれは短所から長所に変わります。
欠点100ケ出してそれを変換すると
100ケの長所が出てきます。
つまり、欠点を思われている所を
長所として活かせるんですね。
知人に自分の子どもに長所がないと
嘆いていた人がいたので、それをすべて
リフレ―ミングして返しました。
そうしたら、うちの子天才!
私は神様から天才を預かったと
言ってましたけど
子どもはみんな天才です。
天才に見えないのは欠点を
探しているからでしょうね。
否定の裏には肯定が眠っています。
これを訓練していると、他人の長所を
引き出すことができますし、
ピンチをチャンスと捉える力にもなります。