相手の言葉が自分の世界を変えてくれる
6月
8日
誰かとの会話が、いつの間にか「話し合い」ではなく「説得」になっていた。
そんなこと、あるよね。
自分の考えを伝えて、納得してもらうことばかり意識していた。
でもある日、ふと気づいた。
「会話が噛み合っていない気がする…」
気持ちを共有したいのに、相手はどこかものすごく遠い。
「分かってほしい」と思って話せば話すほど、距離が広がるような感覚。
なぜ伝わらないのか?
なぜ会話がうまくいかないのか?
その答えをずっと探していたのかもしれない。
ある日の出来事。
ポツリとこぼした一言
(ちゃんと聴いてほしいのに)
そうとしか受け取れなかった言葉に、衝撃を覚えたのね。
今まで「話すこと」ばかりに集中していて、「聴くこと」をしていなかった。
いや、聴くことなんて簡単で、できていないわけなんてないとさえ思ってた。
その気づきが、関係を大きく変えるきっかけになった。
もう積極的にそして意識的に「聴く」ことを始めた。
途中で意見を言わず、最後まで話を聞く。
言いたくて言いたくてしょうがないのに。
「次に何を話そう?」と考えるのではなく、「今、何を私に伝えようとしているのか?」に集中する。
すると、不思議なことに、相手の表情が柔らかくなり、心の距離が縮まっていくのが分かった。
そしてそんな機会が増えた。
「話す」ことだけでは、心は通じない。
本当に大切なのは、「聴く」ことで相手の気持ちを理解しようとすることなのかもしれない。
誰かとの関係で悩んだときは、まず「聴くこと」を大切にしてみたらいいい。
それだけで、自分の言葉の重みも、相手が伝えようとした思いの感じ方も大きく変わり、絆が深まる感覚を理解できると思う。