仕事に限らず、年齢も限ったものではないが、年上の方とのお付き合いに大変さを感じること、ありませんか。
新しい環境に身を置くことになった時、直属の先輩の指導を受けることになったり、親切な年長者さんがアドバイスをくれたりすること、ありませんか。
でも、考え方も仕事の進め方もまったく違い、最初のやり取りからズレを感じて、何だかやりづらくなったこと、ありませんか。
たとえていうと
先輩は「根性と努力」を重視するタイプ。
対して自分は「効率と戦略」を重視するタイプ。
何かを提案しても「そんな甘い考えじゃダメだ」と一蹴されることが多く、会話するたびに消耗していく。
〇〇世代で簡単に片付けられる話しではない(笑)
この関係をどうすれば改善できるのか——それが悩みだったり。
ただ、そんな悩みが軽くなるのも、付き合いの積み重ねによるものでしかないような気もする。
ある日、先輩が「昔は私も君みたいな考えだったんだけどな」と何気なく言った瞬間、ひとつの気づきが生まれた。
「もしかして、この人は様々な経験をされたからこそ、今の価値観になったのでは?」と考えるようになり、少しずつ距離の取り方を変え始めてみる。
まずは先輩の話を(嫌でも)しっかり聞くことからスタート。
「どうしてこのやり方を大事にしているのか?」と考えながら会話すると、ただの押し付けではなく、先輩なりの理由があることが感じられてくる。
そこからは、意見を戦わせるのではなく「自分の考えをどう相手に理解してもらえるか」を工夫してみる。
すると、次第に先輩も「意外と悪くない考えかも」と歩み寄るようになった。
いや、これだけですごい進展よ(笑)
「気が合わない相手は、ただの敵ではない」
そう、敵ではないのよ。
違いがあるからこそ、自分にない視点を学ぶチャンスになる。
まずは相手の価値観を理解し、それを前提に対話すると関係が変わる。
仕事や人生で「合わない人」と出会ったときこそ、視点を広げるチャンス。
うまく向き合えば、自分に思わぬ成長が待っている。
それを毎日少しだけ心にかけておきたい。