ロイヤル・コペンハーゲン、1897年の記念プレートです。1897年にストックホルムで行われた芸術と産業博覧会を記念して作られたものです。デザイナーはアーノルドクローで、1200枚生産されました。王冠3個はスウェーデン王室のシンボルだそうです。この博覧会でローストランド窯のアールヌーヴォー磁器が飛躍的に進展します。
ということで、安くヤフオクで出品されたので、買ってしまいました。これで記念プレートは、もう止めておこうかな..
ちなみにビング&グレンダールの芸術と産業博覧会の記念プレートもあります。
http://home.h00.itscom.net/shiokawa/b&g1897.html
撮影できる作品が用意されていました。残念ながら、釉下彩磁器はありませんでした。
昨日は私の誕生日だった。そこで、うちの奥さんから誕生日プレゼントということで、サントリー美術館の「没後100年 宮川香山」展のチケット代をもらった。で、せっかくだから、午前中、大学へ行く前に行ってきた。
平日の午前中にもかかわらず、お客さんがいっぱい。しかし、やはり、田邊さんのコレクションはすごいな。いままで、いろいろな展示会で見ているが、見たことがないものが結構あり、結局、図録も買ってしまった。
高浮彫は陶器であり、眞葛香山は釉下彩磁器になると、動物や植物は花瓶の表面に平面的に描かれるようになる。まあ、高浮彫は磁器では難しかったのだろう。ビング&グレンダールは高浮彫を磁器で表現し、彩色も釉下彩で行った。あらためて、ピエトロ・クローンの偉大さを感じた展覧会であった。
ロイヤル・コペンハーゲンの釉下彩女性文大皿である。直径約40㎝あるユニカのチャージャーである。作家はステファン・ウッシン、制作年は1896年10月。とても、美しく迫力がある。デンマークの森の湖畔の前で手紙を読んでいる女性が描かれている。
http://home.h00.itscom.net/shiokawa/RC_6029_Ussing.html
これで、やっとワーク番号が付けられた1889年から1899年までのユニカ作品を各年毎に揃えることができた。本当は、展覧会前に揃えて、年代順に並べて展示したかったのだが、どうしても、1896年と1898年のユニカが手に入らなかった。そしたら、今年に入ってから、両年のユニカが現れて、立て続けに手に入ったのである。まあ、またいつか、北欧のアール・ヌーヴォー展をやることがあれば、並べて展示したいな..
先週ヤフオクを見ていたら、このプレートが目に入ってきた。なんで、日本で..
基本的にクリスマスプレートを含むコレクターズ・プレートはもう購入しないことに決めていたのだが、結局、購入してしまった。もちろん、入札したのは私だけ..
クリスマスプレートや記念プレートはデンマークに住んでいた時、かなり購入したが、結局、ほとんど日本の骨董屋さんに売ってしまった。でも、まだ25枚位は持っているかな。
まあ、購入した理由は、まず、このプレートは一番最初に量産されて作られた記念プレートであること。制作者が、昨日のブログにも出てきたアーノルド・クローであること。そして、もちろん、海外に比して値段が安かったことである。まあ、仕方がないでしょ..
とりあえず、プレートの解説はHPにアップしましたので、見てください。
http://home.h00.itscom.net/shiokawa/rc_CM1plate.html
さてインフルエンザで監禁されている間に3月になりました。ということで、チャージャーのカレンダー3月分をアップします。ロイヤル・コペンハーゲン、アーノルドクロー作 のチャージャーです。直径40㎝の大皿です。今回はクローの名作ですので、なるべく大きくアップするために暦の方はカットして、敢えてお皿だけにしておきます。
1890年1月製、ワーク番号は1742番です。私が持っているカールモータンセン(1739番)のフクロウの大皿と3番違い。どちらも染付で描がかれているということは、1890年1月の時点では、まだ、大皿に多色の釉下彩で描くことは難しかったのでしょうか。ちなみに、今行われている「アール・ヌーヴォーの装飾磁器」に出品している、クローが1890年10月に制作した風景文大皿は多色の釉下彩で描かれています。
しかし、いいですね。すばらしいですね。特に、白鳥が雪の上に付けた足跡など、まるで写真のようです。染付でも、ここまでリアルに描かれていると全然違和感がありません。もう完全に、日本の影響を脱して、デンマークの冬の情景を美しく描いています。本物を見てみたいですね。
ところで、改めて暦を見てみると日本と違って、マーチン・ルーサー・キングの誕生日(1月18日)、エイブラハム・リンカーンの誕生日(2月12日)、プレジデントデイ&ジョージ・ワシントンの誕生日(2月15日)など、記載されていますね。休日なのかな..
制作形態の変遷ごとに展示されているショーケースの前で熱弁をふるう山本館長
新しく購入された釉下彩の大花瓶
先日、予告通り、眞葛ミュージアムへ行ってきました。館内を見学していると、山本館長がギャラリートークを行うというアナウンスがあり、せっかくだから参加してきました。以前にも何回か聞いておりますが、 内容もトークも、よりスキルアップしており、とても勉強になりました。また、新しい釉下彩の大花瓶も見応えがあり、すばらしいものでした。
山本館長は、先週の水曜日から始まっているサントリー美術館の眞葛香山展へ行かれたようで、どうやら、いままで見たことがない作品も展示されていたそうです。田邊さんはまだ、購入しているんですね。行かねばならないかな。
その前に、インフルを完治させなければ..
一昨日からサントリー美術館で、「没後100年 宮川香山」展が始まった。こちらは、眞葛香山のコレクター田邊哲人さんのコレクションである。見にいけるかな..
ドイツのコレクターから送られてきた花麦藁手大皿の写真である。直径38.5㎝ある大皿だ。フリーマーケットで購入したらしい。「何の大皿か?」と、なぞなぞ的な質問をしてきたので、「パンチボウルのソーサだと思う。」と返事したら、「これは18世紀のマイセンだ。」と、彼が所有している直径30㎝ある、やはり18世紀のロイヤルコペンハーゲン・ブルーフルーテッドのプレートの写真と共に返事が返ってきた。「そんなことは見ればわかる。」と、また返事をして、18世紀のマイセンの花麦藁手とロイヤルコペンハーゲンのブルーフルーテッドとの見分け方を教えてあげたら、驚いていた。
「自分の国の窯だろ。少しは勉強しろ!」と、言いたいところだが、ドイツ人でもRCとBGのコレクターだから仕方がないか。しかし、こんな18世紀のマイセンの大皿がフリーマーケットに出るのだがら、やはりドイツはすごいな。まあ、考えてみれば、日本の骨董市で18世紀の古伊万里の大皿が出るのと同じか..
昨日、スペインから届いたロイヤル コペンハーゲン、鱈のフィギャリンである。造形作家はカール・フレデリック・リースベア、絵付師はイェ二・コンドロプ、製作年代は1889年11月である。ということは、1889年のパリ万国博覧会の後に作られたものである。普通、この鱈のフィギャリンは壁掛け用の花瓶になっており、壁にかけるための穴が開いているが、このフィギャリンにはそれがない。ということは、リースベアが最初に創った時は、このフィギャリンは花瓶としてではなく、置物として作られたということになる。新たな発見であった。
一昨日、イェニー・ソフィー・マイヤーのエンドウ豆文花瓶をアップしたので、先月、お正月に落とした同じマイヤーの釉下彩海月文大皿もアップしておく。直径30㎝、時代は1895年11月。ワーク番号5604番のユニカである。海月が3匹、波に漂っている様子が描かれている。なかなかユニークな、お皿である。
昨日、採点が意外と早く終わったので、ふたつHPにもアップしておきました。
釉下彩海月文大皿
http://home.h00.itscom.net/shiokawa/rc1895JM5604.html
エンドウ豆文花瓶
http://home.h00.itscom.net/shiokawa/rc1898JM6656.html
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