昨年4月28日は、神戸港からブラジルに移民した方々の100周年の記念日でした。
これを記念して、旧移民センターから移民船笠戸丸が出港したメリケン波止場を結ぶ鯉川筋に、ブラジルの国花である「イペ」の木が植えられています。
スイカズラ科の花ですので、大きな花弁が開き、見事な黄色の輝きを見せてくれています。
明るい陽光の日差しのもと、多くの方が足を止めて眺めておりました。
今が見ごろで、花が落ちると、見向きもされない青葉だけの木になってしまうのが、とても残念です。
素直に読後感は「驚愕」という一言で、冒頭からこのような結末に結びつくとは、予測できませんでした。
第一章『教唆』で読者は、何が原因なのかわからないまま<ボク>という人物がどこかの街から逃れてきた公園で手荷物を奪われ、ホームレス生活を始め、食料を探していた神社で小学5年生の<麻由>という女の子から、お弁当を手渡されます。
<ボク>はお弁当を貰うために、<麻由>の同級生に対する嫌がらせに加担していきますが、手名付けた最後に自分を殺そうとする<麻由>を反対に絞殺してしまいます。
第二章『隠匿』で<ボク>は女性の<柿原知美>だとわかり、読者は意外な展開に驚き、また1年前に殺人及び死体遺棄容疑で指名手配されている立場であることが判明するのですが、<知美>が逃げ込んだアパートは、逃亡生活以前に社宅の隣に住んでいた<高山律子>で、殺したとされる<裕貴>の母親の住まいでした。
何とも不思議なふたりの共存生活を通して、女性の嫉妬・嘲笑・打算が描かれていき、最後の第三章『転落』にて「驚愕」の真実が待ち伏せている一冊でした。
玉子かけご飯は、手間もかからず、重宝な食べ方だと思います。
ここ4,5年位からのブームでしょうか、結構玉子かけご飯用の醤油が発売されていたり、玉子かけご飯のシンポジュームが開催されていたりと、静かなブームが進行しているみたいですね。
おそばで有名な出石町にも、とても人気のある玉子かけご飯屋があり、行列が出来ていると聞いています。
本来は家庭の料理でしょうから、これだけで食べ物屋さんとして成り立つものなのか心配してしまいますが、JR元町駅の山側で、見つけました「たまごはん」定食。
値段もワンコインでお釣りがあるようで、一度は試してみようかなと、看板を眺めておりました。
アカデミー作品賞受賞作『ミリオンダラー・ベイビー』以来4年ぶりとなる<クリント・イーストウッド>監督・主演作『グラン・トリノ』が、2009年4月25日より全国で公開されます。
朝鮮戦争の従軍経験を持つ元自動車工「ウォルト・コワルスキー」は、妻に先立たれ、愛車「グラン・トリノ」や愛犬と孤独に暮らすだけの日々を送っていました。
そんな彼の隣家にモン族の少年「タオ」の一家が引っ越してきます。ある事件をきっかけにして心を通わせ始めた「ウォルト」と「タオ」でしたが、「タオ」を仲間に引き入れようとする不良グループが2人の関係を脅かし始めていきます。
阪神なんば線が開通して、はや1か月余り。
神戸方面から奈良まで、1時間ちょっとの近さになりました。
近鉄のラッピング電車は見慣れましたが、奈良にある帝塚山大学のラッピング電車も走っています。
大学を選ばなければ、全員が大学に入れる定員数があるだけに、各大学とも学生の募集には力を入れているようです。
帝塚山学園は平成23年、創立70周年を迎える意味でも、宣伝効果はあるんでしょうねぇ。(追記:帝塚山大学は昭和39年創立です)
観光客ばかりの誘致ではなく、学生にとっての通学時間の短縮も、大学にとってはありがたい要素なんだと、電車を見ながら感じておりました。
主人公は神奈川県警捜査一課の<真崎薫>です。
手配中の連続殺人犯<青井猛郎>をコンビを組んだ所轄の刑事<赤澤奈津>と追い詰めた<真崎>でしたが、<奈津>を庇ったことで深手をおい、1カ月ほど入院していました。
現場復帰も犯人を逃走させたことによりマスコミもうるさく、しばらく自宅療法を命じられ捜査から外されますが、裏社会の情報を通じて接点のある人物を探し出し、<青井>に迫っていきます。
<真崎>は5歳の時に一つ年上の兄を誘拐事件で亡くしており、迷宮入りになっています。
連続殺人犯の事件と並行して、<奈津>の父親が誘拐犯だとの事実を知ることになります。
父親の事実を知らされた<奈津>は自ら囮になり、<真崎>の犯人逮捕に望みをかけていきますが、<真崎>は刑事を辞める覚悟で違法的な解決でもって事件の決着を付けようとします。
警察小説の名手が描く、スリリングなストーリーが楽しめる一冊でした。
出先でのお昼ご飯、どうしようかとうろうろと探していましたら「カツカレーと生ビール」(950円)のセット広告が目につきました。
即、入店決定。
カツが揚がる間に、ググット生ビールを頂きました。
これから気候も暑くなる季節、お昼だとはいえ、食事時の一杯を我慢するのが難しくなる時期がやってきました。
本屋さんの棚を独占するように場所を取っていた『おとなのねこまんま』という書籍。
「ねこまんま」という言葉が理解できるのかと思い、足が止まりました。
中身を見てみましたが、貧乏学生なら誰もが経験したことのある、ご飯の食べ方が写真入りで掲載されています。
玉子かけご飯などは定番でしょうが、身近にあるおかずをご飯にかけて食べるのは、一人暮らしの常とう手段だと思います。
やはりこのようなタイトルで書籍が売れるのは、飽食の時代を反映しているのでしょうか、考え込んでしまいました。
辺見庸氏の『もの食う人びと』の著作の中で、ベトナム(タイ?)のペットフードの工場のレポートがあります。日本に向けての生産ですが、工場で働いている彼女たちの日当よりもペット達が食べる缶詰の方が高いという事が指摘されています。
高価なペットフードを与えられる環境を含めて、食生活に困らなくなった時代を喜ぶべきなのかな。
今は便利な時代になり、JRや私鉄と限らず。「ピタパ」や「イコカ」のプリペイドカードの乗車ができます。
小銭を用意いしての煩わしさもありませんし、切符の購入時間の短縮にもなります。
それでもあえて、手間の掛かる販売機で切符を買い続ける楽しみがあります。
それは切りのいい番号とか、ゴロ合わせのいい番号の切符が手に入らないかとの楽しみがあることです。
ささいなことですが、別に費用もかからず、面白い番号が増えてゆくのは、経費掛からずの楽しみです。
今回は「1111」がそろいました。
先週、三宮のセンター街にあるコヤマカメラ店が閉店いたしました。
長年そこにあるべきお店として、親しんできただけに、残念です。
驚くべき速さのデジタルカメラの普及で、一般カメラ店の営業は、厳しいものがあると感じておりました。
デジカメも一般カメラ店で購入するよりは、家電メーカーで安く購入する顧客がほとんどだと思います。
閉店間際には、カメラグッズが安く販売されていましたが、やはり時代にそぐわないものばかりで、在庫セールそのものでした。
閉店と聞き付けたのでしょう、昔のカメラ小僧さん達が懐かしんで多くつめかけておりました。
「イイナァー」とガラス越しに眺めていたカメラの陳列されたショウウインドウもなくなるとなると、なんだか憧れの夢も消えてゆくようで、寂しい限りです。
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