<バンクシー>新作動物画4作品
8月
10日
正体不明の路上芸術家<バンクシー>の新作が、ロンドンに8日まで4日連続で登場しています。いずれも動物が描かれており、そのテーマを巡ってさまざまな意見が飛び交っているようです。
最初に登場したのは「ヤギ」でした。住宅の壁の出っ張りを断崖に見立て、下をのぞく絵が5日見つかっています。翌6日には、窓から鼻を伸ばして向かい合う2頭の「ゾウ」。7日は鉄道高架橋の壁面に手や尻尾でぶら下がる3匹の「サル」。そして8日には屋根の衛星放送用アンテナを月に見立てたように、空に向かって吼える「オオカミ」が描かれていました。アンテナは公開後間もなく、男らに持ち去られています。現地メディアは、容疑者はまだ見つかっていないと報じています。
<バンクシー>はインスタグラムで自身の作品と認めていますが、説明を付けていません。これまでの多くの作品に社会的テーマが込められているため、英メディアによりますと、ネット上などで「断崖のヤギは人類が絶滅の危機にひんしているさまだ」「最近の極右暴徒を野生の動物に例えている」などの解釈が示されているようです。