「1ドル=147円26銭~147円30銭」
7月
14日
14日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落しています。8時30分時点では「1ドル=147円30〜31銭」と前週末17時時点と比べて45銭の円安・ドル高でした。
8時すぎに一時「1ドル=147円57銭近辺と(6月23日)以来3週ぶりの安値をつけています。
<トランプ米大統領>が欧州連合(EU)とメキシコへの関税を発表。関税が米国内でのインフレを招き、米長期金利に上昇圧力がかかるとして円売り・ドル買いが先行しています。
12日、<トランプ米大統領>は(EU)とメキシコに8月1日から(30%)の関税を適用すると公表しました。前週にはカナダへの(35%)の追加関税を課すと明らかにするなど、このところ強硬姿勢が目立っています。米景気が底堅く推移するなか、関税で物価が上振れすれば米金利の先高観が強まるとの見方から円売り・ドル買いが出ています。日米の貿易交渉が長引き、日銀の早期利上げが意識されづらくなっているのも円相場の重荷となっています。
円は早朝に「1ドル=147円10銭台」まで下げ渋る場面がありました。<トランプ米大統領>によります(EU)とメキシコへの関税表明を受けて日本時間14日早朝の取引で米株価指数先物が下落。投資家心理が悪化するとの見方から「低リスク通貨」とされる円には買いが入りました。