『夏の砂の上』@第27回上海国際映画祭審査員特別賞
6月
22日
<玉田真也>が監督・脚本を担い、<オダギリジョー>が主演・共同プロデューサーを務める映画『夏の砂の上』は、2025年7月4日より公開されますが、6月13日より中国・上海で開催中の第27回上海国際映画祭で審査員特別賞に輝いています。
日本映画では、2002年に受賞しました<岩井俊二>監督作『リリイ・シュシュのすべて』以来23年ぶりの快挙となりました。
<松田正隆>の戯曲をもとにした本作では、幼い息子を亡くした喪失感から妻と別居中の主人公「小浦治」と、彼の妹が置いていった17歳の姪「優子」による突然の共同生活が描かれています。<オダギリジョー>が「小浦治」、<髙石あかり>が「優子」を演じたほか、<松たか子>、<満島ひかり>がキャストに名を連ねています。
コンペティション部門で日本作品唯一の選出となった同作は、「登場人物たちの感情の揺らぎや、表情の奥に秘められた痛みと優しさを、俳優たちの抑制の効いた演技、静謐なまなざしと繊細な映像美ですくい上げた作品」と評価されています。