大関<大の里>優勝@大相撲夏場所(13日目)
5月
24日
23日、大相撲夏場所(13日目)が、東京・両国国技館で行われ、綱取りに挑む大関<大の里>(二所ノ関)は、<琴桜>(佐渡ケ嶽)との大関対決を制し、初日から13連勝とし、2場所連続4度目の優勝を決め、場所後の昇進は確定的となりました。
横綱誕生は、今年初場所後に昇進した<豊昇龍>以来で、第75代となります。日本出身では、2017年初場所後に昇進しました現<二所ノ関親方>の〈稀勢の里〉以来、8年ぶりになります。同親方は<大の里>の師匠に当たります。
<大の里>は、2023年夏場所、幕下10枚目格付け出しで初土俵。所要13場所での横綱昇進は昭和以降では、<羽黒山>、<照国>の同16場所を抜いて最速です。全場所勝ち越しで横綱に進んだのは、年6場所制となった1958年以降で初の快挙です。
<大の里>は、石川・津幡町出身の24歳。小1から相撲を始め、新潟・海洋高を経て、日本体郁大学に進学。アマチュア横綱や学生横綱など数々のタイトルを獲得しました。幕下、十両をそれぞれ2場所で通過し、2024年初場所で新入幕。同年夏場所では新三役の小結で12勝3敗で初優勝を果たしました。初土俵から所要7場所での制覇は史上最速です。同年秋場所では13勝2敗で2度目の賜杯となり、大関昇進。先場所、<高安>との優勝決定戦に勝ち、3度目の優勝を飾り、今場所の綱取りに挑んでいました。</div
取組後のNHKでのインタビューでは、「まだ場所は終わっていない。明日のことだけを考えて頑張ります。残り2日間、集中して頑張ります」と話していました。