ダウ平均株価(4月16日)終値3万9669ドル39セント
4月
17日
16日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続落して始まりました。米関税政策や米中貿易摩擦が半導体やハイテク企業の収益を押し下げることへの懸念が相場の重荷となっています。
15日夕、エヌビディアが中国向けに性能を落として設計した人工知能(AI)半導体「H20」が米政府の輸出規制の対象になったと発表しました。「H20」をこれまでの計画通りに輸出するのが難しくなり、2025年2〜4月期に最大55億ドルの費用を計上することを明らかにしました。アナリストの目標株価引き下げもあり、エヌビディア株は(7%)あまり下げています。
16日にオランダの半導体製造装置大手ASMLホールディングが2025年1〜3月期決算とあわせて公表しました新規受注額が大幅に下振れでした。米関税政策など経済環境への不確実性が高まっていることが背景にあるといい、半導体関連企業の収益の不透明感が強まりました。ダウ平均株価の構成銘柄ではありませんがアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)などが売られ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は(3%)あまり下げています。
朝方発表の3月の米小売売上高は前月比(1.4%増)と市場予想(1.2%増)を上回りました。天候要因や関税引き上げ前の駆け込み需要が自動車などの販売を押し上げています。一方、自動車・同部品を除いても市場予想以上で、貿易戦争の序盤の消費意欲は底堅かったようです。
ダウ平均株価は、前日比699ドル57セント(1.73%)安の3万9669ドル39セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比516.01ポイント(3.07%)安の1万6307.16で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比120.93ポイント (2.24%)安の5275.70で終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比516.01ポイント(3.07%)安の1万6307.16で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比120.93ポイント (2.24%)安の5275.70で終えています。