政策金利据え置き@米連邦公開市場委員会
3月
20日
米連邦準備制度理事会(FRB)は、19日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を2会合連続で据え置くことを決めています。最新の金利見通しでは年内の利下げ回数が2回と、昨年12月時点の想定を維持しましたが、保有資産縮小を通じた「量的引き締め」のペースを緩和します。今年の経済成長率見通しは下方修正する一方、インフレ率は上振れを予測。<トランプ政権>の高関税政策が景気に及ぼすリスクに警戒感をにじませています。
政策金利は年(4.25~4.50%)を維持します。<ウォラー理事>は金利据え置きは支持しましたが、量的引き締めの緩和に反対しています。
(FRB)は声明で「経済見通しを巡る不透明感は増大した」と指摘。「金利の追加調整の程度や時期を検討する際は指標などを注意深く精査する」とし、物価や景気の動向を見極めながら利下げの時期を探る方針を示しました。