6日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比307円78銭(0.82%)高の3万7726円02銭でした。関税政策を巡る過度な警戒が後退したことで前日の米株式相場が上昇した流れを引き継ぎ、東京市場でも幅広い銘柄に買いが優勢となりました。
東京市場でもメキシコに生産拠点を持つマツダや日産自など自動車株が買われました。国内の長期金利が2009年6月以来15年9カ月ぶりの水準に上昇するなか、金利上昇の恩恵を受けるとされる銀行株も上昇でした。
もっとも、買い一巡後は利益確定売りなど出て、日経平均の上値は重く、足元の上昇は自律反発の域を出ない。日経平均は短期で売られすぎたので打診的な買いが入っているものの、米関税政策を巡る警戒感は根強いようです。
終値は、前日比286円69銭(0.77%)高の3万7704円93銭で終えています。