「1ドル=148円83銭~148円85銭」
3月
6日
5日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前日比90銭円高・ドル安の「1ドル=148円85〜95銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=148円40銭」、安値は「1ドル=149円73銭」でした。米雇用指標が労働市場の減速を示したとの受け止めから円買い・ドル売りが優勢となりました。
5日朝発表の2月のADP全米雇用リポートは非農業部門の雇用「7万7000人増」でした。1月改定値(18万6000人増)から伸びが大幅に鈍り、市場予想(14万8000人増)を下回りました。7日に2月の米雇用統計が発表されるのを前に、円売り・ドル買いの持ち高を縮小する動きになりました。
円買い一巡後、円相場は伸び悩んでいます。米サプライマネジメント協会(ISM)が5日発表しました2月の非製造業(サービス業)景況感指数が市場予想以上に改善し、円売り・ドル買いを誘いました。米政権によるカナダとメキシコに対する自動車関税の先送りなどで5日の米株式相場が上昇したことも、低リスク通貨とされる円の売りにつながっています。