「1ドル=158円37銭~158円39銭」
1月
9日
8日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日続落し、前日比25銭の円安・ドル高の「1ドル=158円30〜40銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=158円51銭」、高値は「1ドル=158円14銭」でした。
<トランプ次期米政権>による関税の強化により、米国のインフレ圧力が高まるとの見方が円の重荷となりました。
米CNNは8日、20日に米大統領に就任する<トランプ>が早期に幅広い関税を導入することを念頭に「緊急事態宣言の発令を検討している」と報じています。関税が米国のインフレ圧力を高めれば米連邦準備理事会(FRB)の利下げペースが減速するとの見方が広がり、円売り・ドル買いが出ました。日米の金利差が開いた状態が続くとの観測が強まりました。
(FRB)が8日に公表しました2024年12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によれば、ほとんど全ての参加者が次期政権の貿易政策が変化する可能性を踏まえて「インフレの見通しが上振れするリスクが高まった」と判断しています。これも(FRB)の利下げ観測の後退につながり、円相場の重荷となりました。