ファルコン昆虫記(1142)<トンボ>
10月
13日
昨日の神戸の最高気温は「25.3度」でした。
全長50ミリほどの、青い胴体の細い<トンボ>と遭遇。全世界に約5000種類、日本には約200種類のトンボが存在するといわれています。近づくことができませんで、あわてて望遠での撮影になりましたが、何とか1枚の撮影に成功しました。細部は観察できずじまいで、すぐに飛び立たれてしまいました。
当初は体形から「イトトンボ」の仲間かなと感じたのですが、「イトトンボ」よりは胴体が太く違うようです。
青い<トンボ>を中心に調べましたら、日本固有種の【ナニワトンボ】に似ています。ナニワとはつまり浪速のことで、大阪を意味します。初めてこのトンボが発見されたのが大阪府だったことに由来しています。このトンボが分布しているのは瀬戸内海周辺に限られ、大阪以外でも鳥取、岡山、広島など広く分布しているようです。
【ナニワトンボ】は年々減少傾向にあると考えられ、絶滅危惧種II類に指定されています。貴重な一期一会だったかもしれません。