第86回アカデミー作品賞受賞作
『それでも夜は明ける』(2014年)の<スティーヴ・マックィーン>が監督を務めた4時間11分のドキュメンタリー映画『Occupied City』が、邦題『占領都市』として、2024年12月27日より公開されます。
<スティーヴ・マックィーン>の妻であり、歴史家の<ビアンカ・スティグター>による著書『Atlas of an Occupied City (Amsterdam 1940-1945)』をベースにして製作されています。
オランダの首都・アムステルダムが、第2次世界大戦中の5年間ナチスドイツの占領下に置かれた歴史を、同地を第2の故郷として暮らす<スティーヴ・マックィーン>が「二度と繰り返さないために」と映画化を構想しました。
本作ではアーカイブ映像やインタビューによる回想はあえて使わず、子供たちの声が響く公園、美しいレンガ造りの家といった130カ所に及ぶ〈現場〉を35ミリフィルムで捉え、計り知れぬ恐怖の日々を体感させます。長尺作品のため、上映中には休憩が1回設けられる予定です。
日本では今年3月に「TBSドキュメンタリー映画祭2024」の海外招待作品としてプレミア上映が行われた作品です。