日経平均株価(10月1日)終値3万8651円97銭
10月
1日
1日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発し、午前終値は前日比556円78銭(1.47%)高の3万8476円33銭でした。前日に急落した反動から自律反発狙いの買いが入り、指数を押し上げました。<パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長>の講演を受け円買い・ドル売りが一服したほか、前日の米株式市場で主要3指数が上昇したことも追い風となりました。ただ、買い一巡後は利益確定売りが上値を抑えています。
前日の日経平均は<石破茂>新政権の政策に対する警戒感から1910円安と今年3番目の下げ幅で終えており、短期筋を中心とした自律反発狙いの買いが入り指数を押し上げています。個別では<石破>関連とされる三菱重や川重、IHIなど防衛株の上昇が目立ちました。
<パウエル(FRB)議長>が、9月30日のイベントで利下げを急がない姿勢を示したことから外国為替市場で円相場は「1ドル=143円台後半」と前日夕時点に比べて円安・ドル高方向に振れていることも支えとなりました。<パウエル(FRB)議長が米経済について「総じて堅調」との認識を示すなか、東京市場では機械や電気機器、精密機器といった輸出関連株に幅広く買いがりました。
石破氏が10月の解散総選挙を明言したことで、政権運営の安定を期待した先回りの買いも入ったようです。
終値は、前日比732円42銭(1.93%)高の3万8651円97銭でした。