2日早朝の東京外国為替市場で、円相場は大幅に下落しています。8時30分時点は「1ドル=146円46〜48銭」と前週末17時時点と比べて1円53銭の円安・ドル高でした。
米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測が後退したとして前週末に米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが膨らんでいます。
8月30日に発表されました7月の米個人消費支出(PCE)は6月から伸びが加速し、消費の底堅さが意識されました。(PCE)物価指数では前月比の伸び率が市場予想に一致するなどインフレが沈静化しました。(FRB)の9月利下げ開始が確実視されていますが、景気や雇用情勢の底堅さを背景に政策金利を(0.50%)引き下げるとの思惑は後退しつつあり、米長期金利は(3.90%)と前の日から(0.04%)上昇して円売り・ドル買いを促しました。