ご冥福を祈ります<アラン・ドロン>さん
8月
19日
18日、『太陽がいっぱい』・『山猫』などで主演を演じ、二枚目俳優として世界的な人気を誇ったフランスの俳優<アラン・ドロン>(1935年 11月8日~2024年8月18日)さんが、闘病の末に仏中部ドゥーシーの自宅で死去しています。88歳でした。
2017年に引退を表明。2019年8月に脳卒中を起こして以降、健康問題を抱えていました。
1957年に『女が事件にからむ時』(監督:イヴ・アレグレ)で映画デビューしました。人気が爆発したのは名匠<ルネ・クレマン>監督の『太陽がいっぱい』でした。友人を殺し、財産と恋人を奪おうとする貧しく野望に満ちた青年を演じ、鮮烈な印象を与えました。
その後、『地下室のメロディー』・『テキサス』・『サムライ』・『ボルサリーノ』などに出演。1960年代から1980年代を中心に、恋愛映画やサスペンス、アクション、暗黒街を扱ったフィルム・ノワールまで、幅広いジャンルに出演しています。
2019年5月にフランスのカンヌ国際映画祭で、長年の映画界への貢献をたたえる「名誉パルムドール」が贈られています。