昆虫記ですが、昨日はクモ目の(1102)
<シロガネグモ>でしたが、今回は、体長1センチほどの大きさのかわいらしい蜘蛛で、いつも観ていて飽きない【チャスジハエトリ】です。
登場回数も(9)回目となります、クモ目 ハエトリグモ科 スジハエトリグモ属 の【チャスジハエトリ(茶筋蠅取)】は、
雌雄で性的二形がはっきりしていますので、斑紋が異なり、写真は「オス」です。
基本的に体色は褐色で、体の中心には茶色い筋が入っていますが、褐色部が「オス」では黒に近い色です。また縦筋の色も「メス」では淡い褐色なのに対して、「オス」では白に近い色です。頭胸部の縦筋は「オス」では前端まであるのに対して、「メス」では頭部の手前までしかありません。
また、「メス」では腹部の褐色部の中央よりやや後方に白い斑紋が入ります。そのため、「オス」は黒い体の真ん中を白い筋が分断しているという印象になるのに対して、「メス」は全体に褐色でまだらの模様がある、といった印象です。