記事検索

神戸:ファルコンの散歩メモ

https://jp.bloguru.com/falcon

今年の読書(9)『冬の狩人(下)』大沢在昌(幻冬舎文庫)

スレッド
今年の読書(9)『冬の狩人(下...
2023年12月10日に文庫本として(上・下)2分冊として発売されています。(8)『冬の狩り人(上)』に続く『冬の狩り人(下)』です。
 
なかなか大量殺人の所轄署のH県警に出頭できない消えた重要参考人「阿部佳奈」は、何者かに命を狙われ続けていました。H県で彼女を保護しようとする新宿署の「佐江」とH県警の「川村」に、謎めく殺し屋『中国人』の魔の手が迫ります。県警内の裏切り者、地元本郷の大企業の乗っ取り計画。事件の背景が明らかになる時、三年前に惨劇が起きた料亭「冬湖楼」が再び修羅場と化します。
 
裏社会の描写では、著者の独特の世界観と描写で、読み手を引き付けていきます。「佐江」の相棒として組んだ「川村」もこの事件を通じて、刑事として一皮むけた感じです。「狩人」シリーズとして、今後も刑事として再び登場してきそうな設定でした。
 
筋金入りのマル暴刑事「佐江」と愚直な新米デカ「川村」でしたが、「狩人」シリーズ屈指の異色タッグが恐るべき陰謀に立ち向かう!、圧巻のスケールで描ききるノンストップ・エンタテインメントとして、楽しめた『冬の狩人』でした。
#ブログ #文庫本 #読書

ワオ!と言っているユーザー

  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ
この投稿へのコメントはできません。
ハッピー
悲しい
びっくり