「1ドル=146円72銭」
12月
2日
ドル円に戻り売りが強まっており、「1ドル=146円」台に下落しています。目先の下値メドとして意識されるのは、今週の安値「1ドル=146円65銭」付近でした。1日午後から<パウエルFRB議長>の講演が行われており、それを受けて10年米国債利回りは(4.268%)まで低下し、ドル円も戻り売りが強まっています。
<パウエルFRB議長>は「金融緩和の時期を推測するのは時期尚早。適切であれば追加引き締めの用意」とこれまでのタカ派的な発言を繰り返しましたが、「政策金利は抑制的な領域に深く入った」とも述べています。以前はこの点を「いまは抑制的過ぎる証拠はない」と述べていました。
予想通りに利下げ期待は否定し、追加利上げの可能性も残しています。しかし、以前よりは若干ハト派に寄った印象もあり、甲乙付け難い講演内容でした。