28日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続伸し、前日比1円25銭円高・ドル安の「1ドル=147円40~50銭」で取引を終えています。米連邦準備理事会(FRB)の<ウォラー理事>の発言を受け、米利上げ局面が終了したとの見方や早期の利下げ転換の可能性が意識されています。米長期金利が低下し、日米金利差縮小を手がかりに円が買われました。
<ウォラー理事>が同日の講演で、米景気拡大ペースが弱まっているとの見方を示し、米金融政策が景気減速やインフレ率を(2%)の目標に回帰させるのに適切な水準であることへの「確信を深めつつある」などと述べています。<ウォラー理事>は講演後に参加した討議で「(政策金利の適切な水準を定式化した)テイラー・ルールにおいては、ディスインフレの基調がさらに数カ月続き、インフレが大幅に低下していると確信できた時には利下げを始めることができる」とも述べています。
米金利先物市場で2024年前半の利下げ予想確率が上昇しています。米長期金利は前日比(0.07%)低い(4.32%)と、9月中旬以来の水準に低下しています。
この日の円の高値は「1ドル=147円33銭、安値は「1ドル=148円69銭」でした。
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