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- ダウ平均株価(10月27日)@終値3万2417ドル59セント
27日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。このところ下落が目立っていた大型ハイテク株に買いが入り、投資家心理を支えているようですが、中東情勢を巡る地政学リスクへの警戒が根強いほか、来週には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれます。週末を控えて買いの勢いは幅広い銘柄に広がらず、ダウ平均は一時400ドル超え下落し「3万2327ドル20セント」の安値をつけています。
米連邦準備理事会(FRB)は10月31日~11月1日に開く(FOMC)で、政策金利の据え置きを決める公算が高く、一方で、高い政策金利を長期にわたって維持するとの見方は根強くあります。<パウエルFRB議長>が記者会見で今後の政策運営についてどのような発言をするのかに注目が集まります。
イスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突を巡っては、主要国・地域が停戦を求めるものの、イスラエルによる地上侵攻への懸念が高まっています。周辺国の原油供給に悪影響が及ぶとの見方から原油相場が上昇、米国のインフレ圧力が高まるとの観測が広がり、株式市場では積極的に運用リスクを取る雰囲気になりにくい状況です。
朝発表の9月の米個人消費支出(PCE)は、物価指数が前月同月比で(3.4%上昇)でした。食品とエネルギーを除くコア指数は(3.7%上昇)と、市場予想と一致しています。8月の(3.8%上昇)からも伸びが鈍化し、米国のインフレが沈静化する方向にあることを示していると受け止められています。
終値は3営業日続落し、前日比366ドル71セント(1.12%)安の3万2417ドル59セントで終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発し、前日比47.406ポイント(0.38%)高の1万2643.011でした。S&P500種は、19.86 ポイント(0.48%)安の4117.37でした。
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