『風よ あらしよ 劇場版』
10月
28日
原作は、2021年・第55回吉川英治文学賞を受賞した<伊藤野枝>の28年の短くも鮮烈な生涯を圧倒的な熱量で描ききった<村山由佳>の評伝小説『風よ あらしよ』です。
『風よ あらしよ 劇場版』は、結婚制度や社会道徳に真正面から異議を申し立て、関東大震災後の混乱の中で殺された女性解放運動家<伊藤野枝>を描いています。<伊藤野枝>は<平塚らいてう>の「元始、女性は太陽であった」という言葉に感銘を受けて、青鞜社に参加しました。
ジェンダー格差や貧困などの社会矛盾に異議を唱え、その後、憲兵に虐殺されることになります。「伊藤野枝」を<吉高由里子>が演じ、「平塚らいてう」を<松下奈緒>、野枝の夫でありダダイストの「辻潤」を<稲垣吾郎>、のちのパートナーとなる無政府主義者「大杉栄」を<永山瑛太>が演じています。
<美波>、<玉置玲央>、<山田真歩>、<朝加真由美>、<山下容莉枝>、<渡辺哲>、<栗田桃子>、<高畑こと美>、<金井勇太>、<芹澤興人>、<前原滉>、<池津祥子>、<音尾琢真>、<石橋蓮司>がキャストに名を連ねています。
ドラマ版に引き続き、演出を<柳川強>、脚本を第35回向田邦子賞を受賞した<矢島弘一>、音楽を<梶浦由記>が手がけています。