アルミサッシの欄間部分に、夏から秋にかけてみられるバッタ目キリギリス科ツユムシ亜科ツユムシ属の【ツユムシ】を見つけました。
卵は4月頃孵化し、初齢幼虫は褐色ですが、2齢以降は成虫同様鮮やかな緑です。6回の脱皮を経て6月頃成虫になります。その成虫が産んだ卵は7月頃孵化し、9月にもう一度成虫が見られます。2回目の成虫の産んだ卵はそのまま越冬します。
体長40ミリほどで、全身鮮やかな緑色をしています。頭は小さく、顎もとても細くて短く、一見すると三角形で肉食性と思われがちですが完全な草食性です。キク科の「ヨモギ」、「セイタカアワダチソウ」、マメ科の「ハギ」、「アカツメクサ」などの葉っぱの柔らかい部分などを中心に食べています。
後ろ足が細長く、跳躍力があまりない為か、外敵が近づいても他の直翅昆虫ほどすぐには跳ねずに、じっとしてやり過ごそうとする傾向が強いようです。しかし危険を感じれば身軽さを生かしてバタバタと飛んで逃げます。
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