日経平均株価(10月13日)@終値3万2315円99銭
10月
13日
12日発表の9月の米消費者物価指数(CPI)が、前年同月比で8月と同じ(3.7%上昇)となり、市場予想(3.6%上昇)を上回る伸びとなり、12日の米長期金利が(4.7%)台まで上昇しました。12日の米株式相場が下落したことを受けて幅広い銘柄に売りが優勢となりました。米金利の動きに合わせて売買するCTA(商品投資顧問)などが株価指数先物に機械的な売りを出しているとの見方も出ています。
売り一巡後は下げ渋る場面が目立ちました。前日に良好な業績見通しを発表したファストリが1銘柄で180円ほど日経平均を押し上げています。中国の景気刺激策への期待から設備投資関連銘柄の一角が買われたことも相場の下値を支えました。
後場に入り日本時間13日午後の香港やインドなどアジアの株式相場が軒並み下落し、投資家心理の重荷になりました。中東情勢が混迷を深めるなか、前日まで上昇基調が続いたため、利益確定売りも出やすく、週末の持ち高調整の売りもあるようです。
終値は4営業日ぶりに反落し、前日比178円67銭(0.55%)安の3万2315円99銭で終えています。