10日のニューヨーク外国為替市場では、日米の金利差の拡大が意識されて、円を売ってドルを買う動きが広がり、円相場は一時、「1ドル=144円台後半」と、およそ1か月ぶりの円安ドル高水準まで値下がりしました。また、円はユーロに対しても売られ、およそ15年ぶりに一時、「1ユーロ=159円台」まで値下がりしています。 10日のニューヨーク外国為替市場では、この日発表されました7月のアメリカの消費者物価指数(CPI)は想定の範囲内と受け止められた一方、アメリカの長期金利が上昇したことから、日米の金利差の拡大が意識され、円売りドル買いが進みました。 日銀が今の大規模な金融緩和を当面継続するとの観測が根強くある中で、日米の金利差はしばらく縮小しないのではないかとの観測も出て、円が売られる展開となっています。