ファルコン植物記(2139)【カボチャ】の雄花
7月
31日
訪問時は炎天下のお昼過ぎで、花はすでにしぼんでいる状態でした。普段見かけない野菜の『カボチャ』だけに、「朝顔」のように開花時間が早いのかもしれません。
【カボチャ(南瓜)】は、ウリ科カボチャ属に属する果菜の総称です。原産は南北アメリカ大陸ですが、主要生産地は中国、インド、ウクライナ、アフリカで、皮を含む果実を食用とし若葉や茎、花は「ズッキーニ」と同じ食用花(エディブルフラワー)として可食可能です。
ウリ科植物として「スイカ」や「ヘチマ」などと同じ黄色い花を咲かせます。黄色い5枚の花びらが途中まで筒状にあわさった合弁花で、一株に雄花と雌花が混在して咲く雌雄異花の単性花です。つるや葉ばかり繁るいわゆる「つるボケ」になると雄花が多くなる傾向があります。
雄花と雌花の見分け方は簡単です。雌花には、蕾のうちから花の下にまるい子房がついています。このふくらみが、受粉によってかぼちゃの実になります。雄花の下にはついていません。写真のようにガクの下には花柄(茎)が伸びているだけです。