19日午前の東京外国為替市場で円相場は下落しています。12時時点は「1ドル=139円27~29銭」と前日17時時点に比べ1円5銭の円安・ドル高でした。18日発表の6月の米小売売上高は伸びが市場予想を下回ったものの、3カ月連続で増加しています。米国の個人消費の底堅さが意識され、米景気後退の懸念が和らいでドル買いにつながりました。
18日にインドで開かれました20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議後の記者会見における日銀の<植田和男総裁>の発言も円売り材料となっています。<植田和男総裁>は、物価目標達成には「まだ距離があるという認識がこれまであって、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール=YCC)のもとで粘り強く金融緩和を続けてきた」と説明。「前提が変わらない限り、全体のストーリーは不変だ」と語っています。
市場では、従来と同趣旨の見解が繰り返されたことで、市場で高まっていたYCCの修正観測がやや後退しています。
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