特定外来生物「コカミアリ」@岡山県倉敷市の水島港
7月
12日
環境省によりますと、コンテナを積んだ船はフィリピンの港から6月23日、同市東灘区の六甲アイランドに到着。内航船に積み替えた後、同27日に水島港に陸揚げされています。岡山県の定期調査で疑わしい個体が見つかり、専門家が特定したのち、「コカミアリ」は処分されています。
神戸市は今月6日、環境省から連絡を受けて現地調査を実施。コンテナが置かれた周辺を調べましたが、個体や巣は見つかりませんでした。神戸港でコンテナの開封はなかったといいます。神戸市自然環境課は「動きが早いアリではなく、短期間でコンテナヤードから離れた場所に巣をつくることは考えにくい」とし、神戸での侵入はないとみています。
「コカミアリ」は体長1~2ミリと小さく、刺されると毒で激しい痛みを感じます。繁殖能力が高く、定着すると根絶は非常に困難とされています。中南米で生息し、アフリカやニューカレドニアなどの太平洋諸島に侵入しています。