「日本館」の外観イメージ(画像:経済産業省提供)
20日、2025年大阪・関西万博で、日本政府が設置するパビリオン「日本館」工事の入札が1月24日~5月11日に実施されていますが、不成立となっていることが公表されています。
日本館は鉄骨3階建てで延べ面積は1万1352平方メートル。万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を示す拠点と位置付けられ、来場した各国首脳らをもてなす場にもなります。
応札した事業者はあったものの、建設費用が予定価格を超過しており、不調に終わったといいます。
発注する国土交通省近畿地方整備局は、資材価格や人件費の高騰が不調の原因とみており、他のパビリオンでも入札不成立が続発。政府は再入札では令和7年4月の開幕に完成が間に合わなくなるとみて随意契約に切り替えましたが、今月中の予定だった着工を延期し、随意契約での発注に切り替えて複数の建設業者と協議。7月中にも契約し、当初の予定通り令和7年2月末の完成を目指します。発注額は50億円以上としています。
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