オリヴィエ賞6部門受賞『My Neighbour Totoro』
4月
4日
スタジオ・ジブリ作の人気アニメ『となりのトトロ』は、イギリスのロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)が『My Neighbour Totoro』の題で舞台化を手がけ、ロンドンのバービカン・シアターで昨年10月から今年1月まで上演されました。パペットなどを駆使して映画の世界を再現した作品作りが話題を呼び、今年11月から来年3月までの再演も決まっています。
ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで発表された今年のオリヴィエ賞では、最優秀作品賞(エンターテインメントあるいはコメディ劇部門)、演出家賞(フェリム・マクダーモット)、舞台美術賞(トム・パイ)、照明デザイン賞(ジェシカ・フアン・ハン・ユン)、衣装賞(中野君枝)、音響デザイン(トニー・ゲイル)の計6部門で、『My Neighbour Totoro』が受賞しました。
『となりのトトロ』は、1950年代、病気で入院している母「草壁靖子」のため、考古学者の父「草壁タツオ」とともに、空気のきれいな田舎の一軒家へ引っ越してきた小学6年生の「草壁サツキ」と4歳の「草壁メイ」でした。近所の少年にお化け屋敷と呼ばれたその家には不思議な生き物が住んでいるようで、2人は早速小さくて真っ黒なオバケ「マックロクロスケ」を見つけて大はしゃぎします。そしてさらに別の日、2人は庭で大きな袋にどんぐりをいっぱい詰めた、不思議な生きもの「トトロ」と遭遇します。