『プチ・二コラ パリがくれた幸せ』@<アマンディーヌ・フルドン&バンジャマン・マスブル>監督
3月
26日
フランスの児童書『プチ・二コラ』は、フランスで50年以上愛され続け、世界30ヶ国で翻訳されています。その魅力の源は、親友同士の原作者<ジャン=ジャック・サンペとルネ・ゴシニ>の運命に屈することのない人生にありました。
パリを舞台に原作者2人の実話を、『プチ・ニコラ』の物語を交えて描き、子ども時代へのノスタルジーと創作の喜びに満ちた物語に創り上げたのは、テレビアニメシリーズのディレクターとして活躍してきた<アマンディーヌ・フルドン>と、アカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネート作品『失くした体』(2019年)を含む数々の映画賞受賞作品に編集として携わり、本作で監督デビューを飾る<バンジャマン・マスブル>です。
映画化するにあたり、原作のイラストレーターである<ジャン=ジャック・サンペ>もグラフィック・クリエーターとして参加。ドローイングを確認するなど制作過程を見守り、カンヌ国際映画祭でのワールドプレミア上映やアヌシーでの最高賞受賞を見届けて2022年8月に89歳で亡くなっています。
本作は、3月17日~22日に開催されました「第1回新潟国際アニメーション映画祭」コンペティション部門に出品され、日本でのプレミア上映を実施。来日した2人の監督は舞台あいさつで「映画を通して『人生を楽しもう!』と感じてほしい」と、呼びかけていました。