『ベニスに死す』@<ルキノ・ヴィスコンティ>監督
9月
26日
1911年、イタリアのベニス。静養に訪れた老作曲家の「アシェンバッハ」(ダーク・ボガード)は、宿泊先のホテルで見掛けた少年「タジオ」(ビョルン・アンドレセン)に一目で心を奪われてしまいます。「タジオ」への思いが抑えられない「アシェンバッハ」でしたたが、折しもベニスではコレラがまん延し始めていました。
作曲家<グスタフ・マーラー>をモデルに描かれた<トーマス・マン>の原作を基に<ルキノ・ヴィスコンティ>が映画化。少年へ恋焦がれるあまりに苦悩と共に破滅へと向かう老作曲家を描いています、
「アシェンバッハ」に『召使』・『ダーリング』などの<ダーク・ボガード>、美少年にはスウェーデン出身の<ビョルン・アンドレセン>が扮しています。
<グスタフ・マーラー>の交響曲第5番の第4楽章「アダージェット」と共に描き出される芸術的で退廃的な世界観を<ルキノ・ヴィスコンティ>の独特の映像美で描いています。