「團菊祭五月大歌舞伎」@東京・歌舞伎座
5月
3日
『暫(しばらく)』は成田屋に伝わる歌舞伎十八番の一つで、昨年の東京オリンピック(五輪)開会式で一部披露され話題になった荒事の代表的演目です。
年内に<一三代目市川團十郎白猿>襲名を控える<市川海老蔵>は三升の家紋が染め抜かれた素襖を身にまとい、「しばらく」の掛け声と共に花道から登場。つらねと呼ばれる花道での長ぜりふで「久方ぶりの歌舞伎座」「オリンピックの開会式より1年ぶりのこのこしらえ」「筋を通すはおやじ譲り」などアドリブも交えて観客を沸かせていました。