『香川1区』@<大島新>監督
12月
19日
衆議院議員<小川淳也>氏の初出馬からの17年間を追った『なぜ君は総理大臣になれないのか』が、大きな話題を集めた<大島新>監督が、同作の続編的位置付けの作品として手がけ、香川1区の選挙戦を与野党両陣営、双方の有権者の視点から描いています。
2003年の初出馬から1勝5敗と闘いに窮し、比例復活当選を繰り返してきた<小川淳也>氏。香川1区で彼の前に立ちはだかってきたのが、自民党の<平井卓也>議員です。四国新聞と西日本放送のオーナー一族にして3世議員の<平井卓也>氏は、前回2017年の総選挙で<小川淳也>氏に辛勝。その後、<小川淳也>氏は統計不正についての国会質疑や映画で注目され、その知名度は全国区に広がっていきます。
2020年に<菅>政権が誕生すると、<平井卓也>氏はデジタル改革担当大臣に就任。保守地盤である香川の有権者にとって「大臣」の肩書は絶大で、<小川淳也>氏の苦戦は免れないと思われていましたが、<平井卓也>氏はオリパラアプリに関する不適切発言などでマスコミの標的となっていきます。