ロシア産エネルギー輸入禁止＠米政府

８日、＜バイデン＞米大統領はウクライナに侵攻を続けるロシアへの追加経済制裁として、ロシア産の原油、液化天然ガス（ＬＮＧ）などエネルギーの輸入を全面的に禁止すると発表しています。資源大国ロシアの国際的地位と戦費調達に打撃を与え、＜プーチン＞政権の弱体化を狙います。

ロシアは米国とサウジアラビアに次ぐ世界３位の産油国です。＜バイデン＞米大統領は「ロシアのエネルギーへの依存を減らすために、より長期的な戦略も練っている」と強調しています。米国の同盟・パートナー国と共に、エネルギーを供給するロシアの地位を低下させると訴え、供給網の混乱やインフレを招かない措置も併せて実施すると説明しています。

英政府も８日、ロシア産原油の輸入を年末までに打ち切る方針を発表しています。米国や中東に調達先を切り替える。一方、カナダは禁輸を実施する方針を先月発表済みです。