神戸：ファルコンの散歩メモ

９日、「大相撲初場所」が両国国技館で初日を迎えました。

１９１９年（大正８）夏場所の＜栃木山＞以来で、１０３年ぶりの新横綱として３場所連続優勝の快挙に挑む横綱＜照ノ富士＞（伊勢ケ浜）が、昨年２敗を喫した小結＜大栄翔＞（追手風）を逆転で破り、白星発進しています。
過去６勝３敗の難敵＜大栄翔＞に対し、一進一退の激しい相撲。土俵際まで追い込まれましたが、まわしを与えず、最後は「はたき込み」で相手を下しています。

兵庫県芦屋市出身の大関＜貴景勝＞（常盤山）は完勝。鋭い出足から前頭筆頭＜若隆景＞（荒汐）を一気に攻め込み、土俵際で残されても慌てずに「押し出し」ています。
また大関＜正代＞（時津風）も＜霧馬山＞（陸奥）を「小手投げ」で下し、上位陣は白星発進としています。

関脇＜御嶽海＞（出羽海）は、前頭二枚目＜宇良＞（木瀬）を「押し出し」で勝っていますが、関脇＜隆の勝＞（常盤山）は前頭二枚目「逸ノ城」（湊）寄り切り」で敗れ、黒星発進となっています。小結＜明生＞（立浪）は、前頭三枚目＜玉鷲＞（片男波）を「押し出し」ています。

また、兵庫県高砂市出身の東前頭１０枚目の＜妙義龍＞（３５・境川）が、前頭９枚目の＜志摩ノ海＞（木瀬）を「押し出し」、幕内通算４００勝を挙げています。現役８位の記録です。

注目の新入幕2人はともに快勝でした。父は兵庫県神戸市出身の元関脇の＜貴闘力＞（５４）、祖父は第４８代横綱の＜大鵬＞の前頭１８枚目＜王鵬＞（２１・大嶽）は、三役経験者の前頭１７枚目＜魁聖＞を一方的に「押し出し」ています。前頭１５枚目＜若元春＞（２８・荒汐）は前頭１４枚目＜一山本＞を「寄り切り」で共に幕内１勝目を手にしています。