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- 「変異株(オミクロン)」(56)@<ステファン・バンセル>
米医薬品メーカー、モデルナの<ステファン・バンセル>最高経営責任者(CEO)は、新型コロナウイルスの新たな「変異株(オミクロン)」について、従来株に対するより既存ワクチンの効果がはるかに弱いとの見通しを示し、(オミクロン)に特化したワクチンをまとまった規模で製造できるようになるには、数カ月を要するだろうと警告しています。
<バンセル>CEOは、インタビューで、(オミクロン)は、感染に関わるスパイクたんぱく質の変異の数が多く、南アフリカ共和国で急速に感染が拡大しており、来年には既存のワクチンに修正を加える必要がある可能性を示唆すると語っています。
同CEOは「デルタ株に対してと効果が同じレベルの世界は存在しないと私は考え、著しく低下すると私は思う。データを待つ必要があるため、どの程度かは分からない。だが私が話した科学者は全員が『良くなさそうだ』という反応だとしています。
<バンセル>CEOによれば、(オミクロン)の50の変異のうち32が、免疫機能を高めるため既存のワクチンが標的とするスパイクたんぱく質で起きている点を科学者は懸念しており、これほど高度な変異株はあと1、2年は現れないと大部分の専門家が考えていたようです。
既存のワクチンの効果と、(オミクロン)が重症化を引き起こすかどうかを示唆するデータは2週間以内に入手できるだろうと<バンセル>CEOは見ており、モデルナが2022年に合計20億~30億回分のワクチンを製造可能との見通しを示す一方、他の変異株の感染がまだ続いている状況では、同社の全生産能力を(オミクロン)に特化させるのは危険だとしています。
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