『ウエスト・サイド物語』全米公開から60年
10月
18日
1957年にブロードウェイ・ミュージカルとして誕生した『ウエスト・サイド物語』は、翌年にトニー賞2部門で受賞。1961年に映画化され、圧倒的なダンスと名曲『Tonight』や『Somewhere』など感動的な楽曲とともに描かれる物語は多くの人を虜にし、アカデミー賞でも作品賞含む10部門で受賞。日本では511日にわたるロングラン上映という驚異の記録を打ち立てています。
物語の舞台は、1950年代のニューヨーク、マンハッタンのウエスト・サイドには、夢や成功を求める多くの移民たちがいた。差別や偏見に満ちた社会の中で、若者たちは同胞の仲間と結束し、各グループは敵対し合っています。特に、ポーランド系移民<ジェッツ>とプエルトリコ系移民<シャークス>は激しく対立し、一触即発の状態でした。
ある夜のダンスパーティで、<ジェッツ>の元リーダーの「トニー」は、<シャークス>のリーダーの妹「マリア」に出会い、一瞬でひかれあいます。このふたりの禁断の恋が、多くの人々の運命を変えていくのでした。