タリバン新政権の閣僚メンバーの一部を発表@アフガニスタン
9月
8日
タリバンが8月15日に首都カブールを支配下に置いてから3週間以上。穏健派と強硬派の権力闘争が報じられ、閣僚人事は混迷したようです。
タリバンの3人の副指導者のうち、政治部門責任者の<バラダル>師は副首相に、軍事部門責任者で初代最高指導者<オマル>師の息子の<ヤクーブ>師は国防相に就く。国連に制裁指定されているタリバン最強硬派「ハッカニ・ネットワーク」を率いる<ハッカニ>氏は内相となるようです。
発表された閣僚は全てタリバンメンバーで、女性は含まれていません。<ムジャヒド>報道官は「あくまで暫定政権だ。今後、他の人々も加わるだろう」と述べています。
新政権については、旧タリバン政権で抑圧された女性や少数民族などの代表も参加する包括的なものを求める声が高まっており、国民や国際社会の理解を得られる政権になるかどうかが気になる人事です。