ニューヨーク市交通局新型車両「R211」@川崎重工
7月
27日
今回納入した車両は、2018年2月に受注したベース契約535両の第1編成となります。5両編成1本で、現地法人の工場で製造しています。
「R211」は、既存の「R46」を置き換えるために導入する車両で、LED照明やデジタル表示器を採用したほか、混雑時のスムーズな乗り降りを考慮し、従来車よりもドア幅を拡大しています。加えて、ベース契約には、車両貫通路を搭載した10両編成の試験車両が2本含まれており、乗客の流動性改善効果の試験評価に使用する予定となっています。
「R211」は今後、営業路線試験を含めた約1年の各種検証試験を実施した後、営業運転を開始します。また本契約では、ベース契約に最大1077両のオプションが付随しており、すべてて行使された場合には生産総数1612両という、同社過去最大規模の受注となる見込みになっています。