新型コロナウイルスの死者、感染者ともに世界で最も多いアメリカで、米ジョンズ・ホプキンス大学のシステム科学工学センター(CSSE)によりますと、死亡した人が、日本時間の16日午前5時現在で、累計で60万159人と60万人(人口約3億3千万人)を超えています。
ブラジル政府は19日(日本時間20日)、新型コロナウイルス感染による累計死者数が50万800人になったと発表しています。(CSSE)の統計では、50万人(人口約2億1千万人)を超えたのは、米国に続いて2か国目となります。新規感染者も連日7万人を超え、累計は1788万人に達しています。
1日の死者数は4000人を超えていた4月上旬と比較すれば減りましたが、依然として2000人台で推移しています。少なくとも1回のワクチン接種を済ませたのは人口の3割ほどで、効果は十分に表れていません。
地元紙『グロボ』(電子版)によりますと、19日には、サンパウロなど全国の主要都市でウイルスを軽視する<ジャイル・ボルソナロ>大統領に対する抗議デモが行われたようです。一方、<ボルソナロ>大統領はマスクをせずにバイクを運転するパフォーマンスを見せるなどマスク着用に反対し、経済活性化を優先して感染症対策には消極的な姿勢を見せています。
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