終値2万9020円63銭@日経平均株価
4月
23日
前日の米国株安の流れを引き継いで寄り付きで400円超下げる場面もありましが、心理的な節目の2万9000円を下回る水準では個人投資家などの押し目買い意欲も強く、朝安後は徐々に下げ渋っています。
米バイデン政権が富裕層を対象に株式や債券での利益に対してキャピタルゲイン課税の税率を約2倍の(39.6%)に引き上げる方針との報道を受け、前日の米株式市場で3主要指数がそろって下落しています。増税前の換金売りなどへの懸念や日本でのワクチン接種の遅れなどが投資家心理を下向かせ、東京市場でも幅広い銘柄に売りが先行しました。
政府は<東京都・大阪府・兵庫県・京都府>など4都府県を対象に、18:30過ぎに新型コロナウイルスの「緊急事態宣言」を発令する見込みです。経済活動の大幅な制限は避けられませんが、悪材料の織り込みはある程度進んだとの見方から下値を売り急ぐ動きは続きませんでした。