23日のニュヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は反落して始まり、大引けにかけて一段と値を下げ、終値は前日比308ドル05セント(0.95%)安の3万2423ドル15セントで取引を終えています。
欧州での新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済の正常化が遅れるとの懸念から、景気敏感株に売りが出ています。同日の<パウエル>米連邦準備理事会(FRB)議長と<イエレン>米財務長官の議会証言を見極めたい投資家が多く、値動きは小さいながらも続落が続きました。
感染力の強い変異ウイルスが広がり、ドイツは23日に4月の復活祭の期間中に厳格な都市封鎖(ロックダウン)を実施すると発表しています。現行のロックダウンの期限も延長します。フランスやイタリアも前週に行動制限を強化しました。
英アストラゼネカが米国で実施したワクチンの臨床試験で米国立アレルギー感染症研究所が23日、「データが不完全な可能性がある」と発表、ワクチンの普及加速への期待が後退したことも市場心理を冷やしたようです。
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