25日のニューヨーク株式相場は、米長期金利上昇を警戒した売りと、雇用関連指標の改善などを好感した買いが交錯する中、もみ合いで始まり、ダウ工業株30種平均は大幅に反落し、前日比559ドル85セント(1.75%)安の3万1402ドル01セントで取り引きを終えています。
米長期金利が一時(1.61%)と昨年2月以来の水準に上昇し、金利が上がると相対的な割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)銘柄が売られました。投資家心理が悪化し、このところ上昇していた景気敏感株にも売りが広がり、ダウ平均株価の下げ幅は一時600ドルを超えています。
投資家心理を測る米株の変動性指数(VIX)は一時(31.16)と前日から4割強上昇しました。不安心理が高まった状態とされる(20)を大幅に上回り心理悪化で、最近上昇していた景気敏感株や経済再開が業績の追い風となる銘柄にも利益確定売りが広がりました。
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